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“求愛”した安倍首相、“訓戒”した習近平主席

7/10(月) 6:58配信

ハンギョレ新聞

冷え込んだ中日関係、G20会議で二者会談 安倍首相、パンダの話から始めて雰囲気誘導 「一帯一路協力したい」として“プレゼント”も 習近平主席、「関係改善には行動で」

 「上野動物園でパンダは元気に育っている。来年は日中平和友好条約締結40周年だ。関係改善の気運は大きく育てたい」

 8日、ドイツ・ハンブルグで習近平中国国家主席との二者会談で、安倍晋三首相は上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんの話から切り出した。上野動物園にパンダが来たのは1972年に中国が国交正常化の記念に贈ってからだ。安倍首相はパンダの話題で話を切り出し、まず雰囲気を滑らかに誘導しようと努めた。また、中国が積極的に推進する「一帯一路」(陸上・海上のシルクロード)に協力するとして“プレゼント”もした。彼は一帯一路に対して「潜在力ある構想」と称賛し「国際社会の共通の思考が十分に採択され、地域と世界の平和と繁栄に前向きに貢献することを期待し、日本もこうした観点から協力したい」と話した。

 だが、歴史問題と尖閣諸島(中国名:釣魚島)領有権問題に移ると、雰囲気はすぐに冷え込んだ。習主席は「お互いに歴史を鏡としながら両国関係が改善され進展するように推進しなければならない」と話したと、中国外交部は明らかにした。習主席はまた「日本が関係改善の意志を政策と行動でより多く実現することを願う」とし、歴史と台湾問題に対しては「僅かなりとも後退はありえない」とダイレクトに話した。中国は、日本が年初に台湾との窓口の役割をする「交流協会」の名前を「日本台湾交流協会」に変えたことに不満を抱いてきた。安倍首相が来年の平和友好条約締結40周年を念頭に置いて、両国首脳の相互訪問を期待すると話したが、習主席はこれに明確に答えはしなかった。

 中日関係は、2012年尖閣諸島領有権紛争問題で冷え込んだ後、好転していない。習主席は2015年にインドネシア・バンドンで安倍首相と会った時「歴史を直視せよ」と話した。昨年11月のアジア太平洋経済協力体(APEC)リマ会議では、日本側の要請で安倍首相に会ったが、ソファでしばらく話を交わしただけだった。今回は、APECの時とは異なり両国の国旗が懸かった状態で会談した点は肯定的だと日本のマスコミは評価した。だが朝日新聞は、東京都議会議員選挙の惨敗で打撃を受けた安倍首相が、今回の会議で希望した外交的成果はおさめられなかったと指摘した。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7/10(月) 6:58
ハンギョレ新聞