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父は翁長知事…プレッシャーあった 最年少の雄治さん初当選 親子3代、政治の道へ

7/10(月) 5:00配信

沖縄タイムス

 9日投開票された那覇市議選で、開票所の那覇市民体育館では日付が変わった10日午前0時を過ぎても開票作業が続いた。市内の各選挙事務所では候補者と支持者がラジオやインターネットなどでの情報収集に追われた。9日午後11時半ごろから「当選確実」の候補者が報じられ始めると、名前が読み上げられた陣営には歓喜の声が広がった。

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 立候補者最年少で無所属新人の翁長雄治さん(30)は当選を確実にし、「本当にありがとうございます」と涙を流しながら支持者に深くおじぎして感謝した。沖縄県知事の父雄志さんや元真和志市長で祖父の故助静さんらが歩んだ政治家の道に第一歩を踏み出し「那覇市の10年、20年後をつくれるように4年間の責務を全うしたい」と抱負を語った。

 那覇市大道の事務所に駆けつけた支持者約30人は「当確」の一報が入ると拍手や指笛を響かせた。翁長さんは妻昌子さん(35)と2人で涙を拭い、満面の笑みをみせた。

 幼少時代から市議、県議として地域のために汗をかく父の背中を見て育ち、政治家に憧れた。伯父の故助裕さんも西銘順治県政の副知事を務めるなど、政治家一族の中で育った。

 告示日2日の早朝には、翁長家恒例となっている「魂魄(こんぱく)の塔」(糸満市)での必勝を祈願。助静さんらの尽力で建立された戦後初の慰霊塔を父や妻らと訪ね、平和と当選を祈った。市議選では、名護市辺野古への新基地建設反対も訴えた。

 知事の次男として注目され、プレッシャーも感じていたが「自分が試される選挙」と父の力は借りずに闘った。「市民の声を聞き、地に足をつけた政治家になりたい」と力を込める。

 2歳の双子と4カ月の三男の父として、子育て支援を最も訴えた。「子育てのために市外に移る人がいる。子育てしやすい那覇市、人があつまる仕組みをつくりたい」と意気込んだ。

最終更新:7/10(月) 6:30
沖縄タイムス