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WEC:トヨタ、ホームレース初の表彰台目指す。一貴「ニュルはポイント獲得のチャンス」

7/10(月) 19:15配信

オートスポーツweb

 MGUの故障や他車との接触など、さまざまなトラブルやアクシデントに泣いた第85回ル・マン24時間耐久レースから約1カ月。WEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingは7月14~16日、シリーズ後半戦のオープニングレースとなる第4戦ニュルブルクリンク6時間を迎える。

【画像】2017年シーズン、これまでの3戦中2勝を挙げている8号車トヨタTS050ハイブリッド

 シルバーストン、スパ・フランコルシャンの開幕2戦を制すもル・マンでは無念の結果となったトヨタ。第3戦を終了した時点で、チームはマニュファクラーズ選手権においてポルシェの111ポイントに対して82.5ポイントの2位。

 また、ドライバーズ選手権でも2017年シーズン2勝を挙げている8号車トヨタTS050ハイブリッドのセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン、中嶋一貴の3名が、ル・マンを制した2号車ポルシェ919ハイブリッドのティモ・ベルンハルト、アール・バンバー、ブレンドン・ハートレーと17ポイント差の66ポイントで2位につけており、後半戦では巻き返し、そして両選手権タイトルの獲得に挑む。

 まもなく迎える第4戦では、7号車トヨタTS050ハイブリッドにホセ-マリア・ロペスが復帰。ふたたびマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ロペスのラインアップでレースに臨むこととなる。

 2015年にWECのカレンダーに加わったニュルブルクリンクは、ロングストレートと高速コーナーが特徴的なル・マンとは対照的に、中低速コーナーで構成されるテクニカルコース。

 過去2年、チームとしての最高位は5位と、思うような結果を残せていないが、チームの本拠地であるドイツ・ケルンからわずか90kmほどの場所に位置し、ホームレースとも言える第4戦。チームはこのラウンドに序盤2戦で勝利を飾ったハイダウンフォース仕様のマシンを持ち込み、2台揃っての表彰台獲得を目指す。

■可夢偉「日曜日はみんなで祝いたいと思う」

 佐藤俊夫チーム代表は「あの失望から立ち直り、ニュルブルクリンクから始まる今後の6時間レース6戦へと向けた準備に集中しています」と語った。

「このレースではポルシェが初めてハイダウンフォース仕様を持ち込んできますので、非常に興味深い週末になるでしょうし、成り行きの予想はできません」

「しかし、我々の目標は明確です。できる限り多くのポイントを獲得し、両世界選手権タイトル争いにおいて有利な位置に付けることです」

 ル・マンではトヨタ勢唯一の完走を果たした8号車トヨタの一貴が「ニュルブルクリンクはよく知っていますし、チームのこれからの目標であるタイトル争いにおいて、ポイント獲得のよいチャンスだと思います」と自信をのぞかせると、チームメイトのブエミも「僕自身、キャリアの早いうちからとてもよく知ってるコースだよ。簡単なコースではないし、(急変する)天候も重要な要素になるんだ」とコメント。

「正直なところ過去2年、僕たちはニュルブルクリンクでよい結果を出せたとは言えない。しかし、その流れを断ち切るべく全力で臨むよ」

 また、TS050ハイブリッドの速さを極限まで引き出し、ル・マンのレコードタイムを更新した可夢偉は「チームにとっては本拠地から近いという意味でも重要なレースなので、ル・マンのあと、ふたたび力強い戦いができることをチームの全員が望んでいます」と語った。

「チームの従業員や関係者が数多くサーキットへ来てサポートしてくれるでしょうから、日曜日は良い結果で終えて、みんなで祝いたいと思っています」

 WEC後半戦の“開幕戦”となる第4戦は、14日(金)に各90分のフリープラクティスで走行がスタート。15日(土)に60分間のプラクティスと公式予選が行われたのち、16日(日)の現地時間13時(日本時間20時)から6時間の決勝レースが行われる。

[オートスポーツweb ]