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[プリンスリーグ関東]養和の大型GK川島が好守連発、プロ入りの目標へ自信つける完封勝利

7/10(月) 16:49配信

ゲキサカ

[7.8 高円宮杯プリンスリーグ関東第8節 三菱養和SCユース 2-0 前橋育英高 三菱養和調布G]

 ポテンシャル十分の大型GKが首位・前橋育英高の前に立ちはだかった。前橋育英は前半14分、FW宮崎鴻(3年)が頭でDFラインの背後へそらしたボールに日本高校選抜FW飯島陸(3年)が反応したが、素早く飛び出した三菱養和SCユースGK川島康暉(3年)が対応。直後には宮崎のスルーパスでMF高橋尚紀(2年)が右サイドを抜け出してシュートまで持ち込んだが、再び川島がセーブする。

 暑さの中で起こりうるであろう色々な状況を想定して試合に入っていた川島は、18分にもMF田部井涼(3年)の左足ミドルを横っ飛びでファインセーブ。立ち上がりの拮抗した展開からややピンチが増えていた時間帯で、彼のシュートセーブが相手に流れが傾くことを阻んでいた。

「今日は暑かったんで球際のところに(味方の)人が行けないかもしれないと思っていた。いつもだったら背後のケアを心がけているんですけど、今日はミドルシュートとかも考えられるなと思っていた。(DFの)背後は最悪ボールが出てからでいいと思っていたので、まずはシュートに対してポジションを整えて守ることを意識していました」

 川島中心に前橋育英の攻撃を耐えた三菱養和はU-17日本代表FW中村敬斗(2年)が2ゴール。前半を2-0で折り返すと、川島は後半もクロス、セットプレーのシーンで果敢な飛び出しから力強いパンチングをして見せる。無失点のまま試合を進めた守護神は39分にFW榎本樹(2年)との1対1をストップすると、アディショナルタイムにも榎本の決定的な一撃をワンハンドで止めて白星をもたらした。

 ビッグセーブを連発した川島だが、本人はそれ以外のプレーで高い自己評価をしていた。「CKの折り返しをパンチングしたところとか、前半のCKで10番のヘディングのところで先にボールに行ったシーンとか、そういうプレーの方が自分ではよく出きたと思います」。一方で致命的になりかけたキックミスがあったことを猛省。好プレーをしたことよりもミスがあったことを課題として挙げていた川島だが、全体的に判断良くプレーし、完封勝利に大きく貢献したこの日は、自信となる試合になったようだ。

 188cmの長身とがっちりとした体格を持つ大型守護神。シュートセービングやクロスへの飛び出しに自信を持っており、将来性を期待する声もあるという。「(監督の)増子さんと話したときは、『オマエはサイズもあるし、能力もあるんだけれど、メンタルのところでもっと自信持ってできるか。(現状は)裏への飛び出しも自信が無い。キックの精度とか、シュートが止めれるとか、その前にそこが一番課題だから』とずっと言われている」。より自信を持ってプレーできれば、よりその才能を発揮することができるはず。だからこそ、本人はこの日、強敵を無得点に抑えたことを喜んでいた。

 はっきりとした目標がある。「自分、高卒でプロを目指していて、そこで本当にプロになれればいい。可能性ある無しの前に自分次第だと思うので、上目指して、将来A代表のピッチに立ちたい。あの大観衆の中でやれたら凄く楽しいと思うし、なりたいです」。まだ年代別日本代表経験はないが、代表関連の情報などは敏感にチェックし、「自分サイズもあるのでそういうところを目指していきたい」と意気込んでいる。

 憧れはマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアだ。「マンUが上手く行っていない時も代表が上手く行っていない時も必ず何本も止めますし、そういうGKになりたいです。あと気持ちのあるGK。ブッフォン(ユベントス)とかキャプテンシーあって、ここぞって言う時にしっかり止めてくれる」。まだまだ安定感に欠くような試合もあるようだが、この日のように、好守を見せ続けてアピールすることができれば、将来の可能性も広がる。憧れのGKたちのような存在となって、チームを勝利へ導き、自身の目標も達成する。

最終更新:7/10(月) 16:49
ゲキサカ