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イ・ミニョン「意味ある優勝」韓国選手通算200勝

7/10(月) 8:17配信

日刊スポーツ

<女子ゴルフ:ニッポンハム・レディース>◇最終日◇9日◇北海道・アンビックス函館C上磯C(6365ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

【写真】アン・シネ、最終日は上下ホワイトで魅了/写真特集

 今季から日本ツアーに参戦するイ・ミニョン(25=韓国)が2勝目を挙げた。

 通算14アンダーの首位で出ると5バーディー、ボギーなしの67。2位に6打差をつける通算19アンダー197の独走Vとなった。1人旅と食べ歩きが好きな「愛されキャラ」のイは、韓国選手の日本ツアー通算200勝目のメモリアルも飾った。堀琴音(21)が通算11アンダーで日本人トップの3位に入った。

 圧倒的に強かった。7番パー3で4メートルのパットを決めてバーディーを先行させたイは安定感十分。5つのバーディーを重ねつつ、15番で6メートル、16番でも4メートルのパーパットを沈め、ボギーはなし。4月のヤマハ・レディース葛城以来の2勝目は盤石のラウンドに見えたが、イは初々しく、「パットの調子が良すぎて。信じられないほどうれしい」と素直に喜んだ。

 ウイニングパットを決めた後、最終組で回った同年齢の葭葉と抱き合った。参戦1年目だが、葭葉をはじめ、成田、青木、工藤ら10人以上の92年生まれ選手が集まる食事会に参加している。日本語は片言で、スマホの翻訳アプリを使って会話。先月に千葉で開かれた韓国料理店での“会合”ではキュウリを食べ続け「キュウちゃん」との愛称になったという。「初めて集まって食べた宮崎の地鶏は思い出」と笑った。

 前夜には創業110年というすき焼き店で舌鼓を打って最終日のパワーに変えた。日本食が好きで、ツアー会場周辺の有名店を探す。食べ歩きが続き「5キロも太りました」と苦笑。1人旅も趣味で欧米やアジアを巡った。「今はアイスランドでオーロラがみたい」。13日開幕の全米女子オープンも1人で向かう。

 15年に腎臓がんを患い、母国で“不屈のゴルファー”と呼ばれるイの優勝は、85年の具玉姫(13年死去)の日本ツアー初勝利から数え、韓国選手による区切りの200勝目。「意味がある優勝。うれしいです」。愛されキャラの強い“ルーキー”が歴史を刻んだ。【藤中栄二】

最終更新:7/10(月) 9:09
日刊スポーツ