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テスラ、豪に「世界最大」のリチウムイオン蓄電施設を建設へ

7/10(月) 10:19配信

CNET Japan

 Teslaは、フランスを拠点に再生可能エネルギーを手がけるNeoenと提携し、2017年内に南オーストラリア州で世界最大のリチウムイオン蓄電池システムを建設する。

 発表のために渡豪したTeslaの最高経営責任者(CEO)、Elon Musk氏は現地時間7月6日午後、この蓄電池システムは「地球上のどのシステムよりも3倍強力」なものになると述べた。

 Musk氏は、「大規模な蓄電池を、非常に大きな負荷を受ける電力網に応用する例として、世界がこれに注目するだろう」と述べた。

 「これこそ間違いなく未来のやり方であり、他の州はこれを間近で見て、自分たちのニーズに適用できるかどうか検討することになるだろう。そしてほとんどの場合、適用できると思う」(Musk氏)

 南オーストラリア州のJay Weatherill首相は6日、Musk氏の記者会見に先立ってこのニュースをTwitterとFacebookで発表し、今回のインフラプロジェクトによって同州は「世界のエネルギー貯蔵技術の最前線に立つ」ことになると述べた。

 Teslaは、容量100MW/129MWhのバッテリ「Powerpack」を供給する権利を落札した。南オーストラリア州ジェームズタウンが拠点となる予定だ。Teslaによると、このバッテリは近くにあるHornsdale Wind Farmという風力発電所で生産したエネルギーを使って充電され、利用ピーク時にエネルギーを提供し、州内全域への供給を維持できるよう支援するという。

 今回の発表は、オーストラリアで3番目に大きな南オーストラリア州にとって大きな意味を持つ。同州はここ数カ月にわたり、州内の170万人強の住民に安定したエネルギー供給を確保することに苦労していた。

 Teslaのバッテリ部門の責任者も登場し、南オーストラリア州全域への供給を支えるのに十分な100~300MWhの容量を確保することで、Teslaは同州の電力問題を100日以内に解決できると述べた。オーストラリアの起業家でAtlassianの共同創設者であるMike Cannon-Brookes氏がこの冒険的なプロジェクトについてTwitterで疑問を呈したところ、Musk氏は「100日以内にこのシステムを建設し稼働させる。できなければ無料にする」と返答し、強気の見通しを示した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

最終更新:7/10(月) 10:19
CNET Japan