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イバンカ・トランプ氏、G20サミットで米政府代表の席に

7/10(月) 13:42配信

BBC News

独ハンブルクで開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の公式会合の場で、ドナルド・トランプ米大統領の娘イバンカ・トランプ氏が父親の代わりに米国代表の席に座ったことが明らかになり、きわめて異例だと指摘されている。ソーシャルメディアでは、批判的な意見が相次いでいる。イバンカ氏は過去にもホワイトハウスで、カナダのジャスティン・トルドー首相やアンゲラ・メルケル独首相との首脳会談の場に同席している。

8日のG20サミットがアフリカ移民と健康の問題を協議していた際、トランプ氏はインドネシアのジョコ・ウィドド大統領との個別会談のために中座。その席に代わりにイバンカ氏が座り、テリーザ・メイ英首相や習近平・中国国家主席と席を並べた。

イバンカ氏には大統領補佐官の役職が与えられているが、首脳会議で大統領が席を開ける際には、閣僚級の政府高官が代理を務めるのが通常。

サミットを取材したBBC記者は、このような事例は記憶にないと話す。

イバンカ氏は、会議にこれといった貢献をした様子はなかった。

メイ首相と習主席の間に座るイバンカ氏の様子は、ロシア代表団の関係者がツイートして明らかになった。このツイートは後に削除された。

ソーシャルメディアでは、イバンカ氏が有権者に選ばれた公職者ではないと批判する声のほか、ファッションブランドの経営者としてこのような外交交渉の場に座る資格が果たしてあるのか問いただす意見が数多く投稿された。

2週間前のインタビューで「政治にはかかわらないようにしている」と話していたイバンカ氏が、主要国首脳たちと並んでいる様子をからかう人たちもいた。

一方で、兄のドナルド・トランプ・ジュニア氏は、「イバンカが数分座ったことでそんなに左派が『激怒』しているなら、僕が少し代われば連中はもっと嬉しいのか?」とツイートした。

イバンカ氏はこれに先立ち8日には、女性の起業に関するG20主催イベントに出席し、メルケル首相や国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド専務理事と同席していた。3人は4月にベルリンで開かれたG20女性サミットでも、パネルに出席。その場でイバンカ氏は、「家族の発展を大いに支援する」と父親を擁護していた。

女性起業家に関する8日の会議でトランプ氏は、「娘のイバンカをずっととても誇りに思っている」と述べた。

「自分の娘でなければ、彼女はもっと楽なはずだ。本当のことを言うと、それが唯一、彼女の足を引っ張ってることだ」

父親の大統領当選に伴い、一族の事業はドナルド・ジュニアとエリック兄弟が引き継いだ。イバンカ氏は、自分の名前を冠するファッションブランドの資産を白紙委任信託に預け、ホワイトハウスの大統領補佐官の職に給与なしでついた。この人事について、縁故主義の公私混同だと批判する声もある。

イバンカ氏は10代のころにモデルとして短期間働いた後、父親の会社に就職。「トランプ・オーガナイゼーション」の一員として、トランプ・ホテル事業を拡大し、兄弟と共に事業開発担当副社長となった。

イバンカ氏の夫ジャレッド・クシュナー氏は、トランプ政権の大統領顧問を務めている。

(英語記事 Ivanka Trump takes Donald Trump seat at G20 leaders' table)

(c) BBC News

最終更新:7/10(月) 13:42
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