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朗報も原油市場の悲観的ムード止められず-売りポジションが方向決定

7/10(月) 9:24配信

Bloomberg

朗報でさえも原油市場に広がっている悲観的な見方を払拭(ふっしょく)するのはほとんど不可能なようだ。

ヘッジファンドによる先月のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油価格下落を見込む売りポジションの急速な増加は一服した。ただ、在庫統計で米国の原油在庫が減少したことが示されたにもかかわらず、価格は先週3.9%下落し、上昇を見込む確信にはほとんどつながらなかった。

シティグループ・グローバル・マーケッツのアナリスト、ティム・エバンス氏は7日の電話インタビューで、「市場心理は依然として極めて弱気のようだ。われわれは全ての弱気なニュースに反応しているが、強気なニュースについては無視するか、限定的な反応しか目にしていない」と指摘した。

ヘッジファンドによるWTIのポジションを詳細に見ると、弱気派が強気派よりかなり活動的であることが示されている。上昇を見込む買いポジションはここ2カ月余りにわたり、週間ベースで5%を超える増加を示していない。売りポジションの急激な動きが方向性を決定付けている。

米商品先物取引委員会(CFTC)が7日発表した建玉報告によれば、資産運用会社によるWTIの先物とオプションの買越残高は3日終了週に12%増え14万9951枚。売りポジションの減少が主因だった。

原題:Good News Can’t Stop Oil Market’s Bad Mood as Short-Sellers Rule(抜粋)

Alex Nussbaum

最終更新:7/10(月) 9:24
Bloomberg