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世界遺産にまつわるスポットも! 週末限定航路で楽しむ高速船の旅/長崎

7/10(月) 16:13配信

Webマガジン コロカル

コロカルニュースvol.2134

■世界遺産「明治日本の産業革命遺産」もめぐる船の旅

2017年7月7日、天草と長崎に新しい旅のかたちが生まれました。長崎港と﨑津漁港をつなぐ片道約1時間40分の船の旅。長崎~上五島航路をつなぐ高速船〈びっぐあーす〉が2018年3月末までの週末限定で、長崎港~﨑津漁港の定期運航を開始。ひと足先に、その航路をめぐってみました。

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10時10分に長崎港を出た船は、11時50分には﨑津漁港に到着します。これまで船とバス、あるいは車を併用しても3~4時間以上はかかっていたこの区間を、約半分の時間で行き来できるというのはかなりの朗報です。

しかもこの航路のすごいところは、ただの“移動”ではないということ。最高の海景色と、キリスト教が布教した時代の面影を感じられるほか、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」にまつわる3つのスポットを見ることもできるという、なんとも“おトクな船の旅”なのです。

「坂のまち」や「丘のまち」とも呼ばれる長崎。急勾配の山肌のあちらこちらに、空白を惜しむかのように密集した住宅街が広がっています。

港を出た船は、両岸に建ち並ぶ造船所や巨大な船を眺めつつ、航海を始めました。鉄の巨人のような風格を放つのは、電動クレーンとして日本で初めて建設された三菱長崎造船所の「ジャイアント・カンチレバークレーン」。現役ながら、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつとして世界遺産に登録された史跡でもあります。

女神大橋(通称:ヴィーナスウィング)の真下を通り抜け、沖へ進むと、炭鉱の島「高島」と「端島」が現われます。明治から昭和にかけて良質な石炭を産出する炭鉱の島として賑わったふたつの島。高島炭鉱と端島炭鉱は、日本の近代化を支えた場所なのです。学校や病院、娯楽施設など、小さな都市として栄えた当時の面影をそのままに無人島となり、美しい廃墟と化した端島は別名「軍艦島」として知られます。

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