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UX最優先がベストなマーケティングとは限らない/SEO土居氏×UX枌谷氏(前編)

7/11(火) 7:06配信

Web担当者Forum

SEOでもUXの重要性が高まっている。しかしUX最優先で、ユーザーにとって使いやすく、優れているWebサイトだからといって、それがビジネスに貢献するマーケティングとは限らない。

業務提携を行った、株式会社ベイジのUXスペシャリスト枌谷(そぎたに)氏とナイル株式会社のSEOスペシャリスト土居氏に、「SEOとUX」をテーマに縦横無尽に語りつくしてもらった。(前編)

 

SEOの「検索体験」もUXのひとつ

枌谷: 最近、「SEOでもUXの重要性が高まってきている」ということを耳にします。具体的にはどういうことを指しているのでしょうか。

土居: 「検索エンジンで検索してサイトに訪れたユーザーが、そのページをどのように利用したかを、Googleが評価するようになって来ているようだ」ということです。

たとえば、検索結果をクリックしたページで、ユーザーがその情報をちゃんと読んで消化したのであれば、その結果が「滞在時間」や「離脱率」のような指標に現れます。また、検索結果をクリックしてからページが表示されるまでの時間も短いほうが、ユーザーにとってはストレスがありません。

Googleは、「検索ニーズ」を満たし、より良いユーザー体験を提供するページを検索結果に出したいわけです。そして、実際にそうしたデータを集めてページの評価に使っているようだと判断しています。ここでいうUXとは、そういう「狭義のUX」のことです。

枌谷: なるほど、「検索体験」としてのUXということですね。

僕がSEOとUXの相関としてイメージしていたのは、もう少し大きなユーザー行動プロセスへの最適化でした。

たとえば、人が何かを購入するとき、課題形成、情報収集、比較検討というプロセスを踏むとすると、「課題形成」と「情報収集」では検索キーワードが違ったり、「検索結果は何位がいい」という条件も違っていたりすると思うんです。そういう観点からSEOをやりましょうというイメージだったんですが、それは違いますか?

土居: 今おっしゃったのは、おそらく「カスタマージャーニーにおけるタッチポイントをどうするか」という話ですね。僕が言ったのはそれとはちょっと違った意味合いで、各検索ユーザーの検索セッションにおける検索体験、すなわち「サーチエクスペリエンス」といったほうが適切です。

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最終更新:7/11(火) 7:06
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