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【香港】中遠海運が香港同業を買収へ、世界3位に

7/11(火) 11:30配信

NNA

 中国本土の海運大手、中遠海運控股(COSCOシッピング・ホールディングス、中遠海運)は9日、香港の董建華・元行政長官の一族が率いる同業、東方海外国際(オリエント・オーバーシーズ・インターナショナル=OOIL)の株式9割を買収すると発表した。スタンダードなどによると、買収が実現すれば、中遠海運は業界世界3位となる。
 中遠海運と本土の港湾運営大手、上海国際港務(集団)がそれぞれOOIL株の90.1%、9.9%を取得する。全体の取得額は約492億3,100万HKドル(約7,174億円)。1株当たりの取得価格は78.67HKドルで、7日の終値60HKドルから31%の上乗せとなる。
 董氏の一族は中遠海運の買収提案に合意済みで、今後は規制当局の認可と中遠海運の株主の同意が必要になる。董氏一族はOOILの株式69%を保有しており、340億HKドルの売却益を得る見通し。
 買収後、中遠海運とOOILは合わせて船舶400隻以上を運航し、輸送能力は290万TEU(20フィートコンテナ換算)を上回る。両社とも名称変更はせずに営業を続ける見通し。
 OOILは、香港系海運大手のオリエント・オーバーシーズ・コンテナ・ラインズ(東方海外貨櫃航運=OOCL)を傘下に置く。1969年創業で、現在は董・元行政長官の息子、董立均(アンディ・タン)氏が最高経営責任者(CEO)を務める。市場シェアは3.2%で世界7位。一方、中遠海運の市場シェアは世界4位の8.4%。

最終更新:7/11(火) 11:30
NNA