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クルーズ船誘致戦略を共有 静岡県内5港など連絡協

7/11(火) 8:00配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 急成長しているクルーズ市場を取り込み、地域経済の活性化に結びつけようと、静岡県内5港の客船誘致組織と静岡県などでつくる「ふじのくにクルーズ船誘致連絡協議会」が10日、設立総会を静岡市清水区で開いた。ターゲットを絞り込んだ誘致活動の展開を打ち出した「クルーズ船誘致戦略」の策定を県が報告した。

 受け入れ規模など、港の特性に応じたクルーズ船の絞り込みを行い、船社にアプローチする。清水はアジア最大手のクルーズ会社ゲンティン香港と連携した「国際クルーズ拠点」の計画を推進し、旅客施設の整備などを急ぐ。御前崎は2020年までにクルーズ船寄港を実現し、田子の浦はチャータークルーズによる寄港を目標に定めた。

 連絡協議会の総会では、会長に清水港客船誘致委員会の望月薫会長を選出し、2017年度事業計画を協議した。寄港地選定の条件といった情報の共有、誘致活動の連携などに取り組む。



 ■清水旗艦船の母港に 香港客船会社首脳が期待

 清水港のクルーズ拠点整備事業で、本県と連携するクルーズ会社ゲンティン香港グループの首脳は10日、清水に初入港した大型客船「スーパースター・ヴァーゴ」で行った就航記念式典で「清水港を旗艦船の母港と呼ばせてもらうことをうれしく思う」と述べ、清水を組み込んだ新航路の成長に期待を込めた。

 ゲンティンクルーズラインのケン・ジュー社長は、日本をアジア・太平洋の重要マーケットと位置付けていることを強調。「清水は富士山を眺望できる港として有名。新航路は、日本の観光産業をさらに高めるプロモーションにもつながる」と自信をのぞかせた。

 ゲンティン社は、横浜、清水、中国上海などを巡るクルーズを展開しながら、優先使用が認められた清水に旅客ターミナルなどを整備する。同港客船誘致委員会の望月薫会長は「国のクルーズ拠点港の指定を受けたことは追い風。連携する県との協議を進め、早期のハード整備を望みたい」と語った。

静岡新聞社