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プリンセス・クルーズ、最新客船「マジェスティック・プリンセス」の日本初入港記念イベント実施

7/11(火) 0:00配信

Impress Watch

 プリンセス・クルーズの最新・最大の客船「マジェスティック・プリンセス」が7月3日、横浜・大黒ふ頭に日本初入港。停泊の時間を利用して行なわれた、報道関係者向けの船内見学会と横浜市港湾局による歓迎セレモニーをレポートする。

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■中国マーケット向けにカスタマイズされた14万トンの新造船「マジェスティック・プリンセス」

 マジェスティック・プリンセスは、プリンセス・クルーズが所有する17隻のうち最新かつ最大の客船。同社の日本生まれの大型客船としてよく知られる「ダイヤモンド・プリンセス」や「サファイア・プリンセス」の属する11万トン(約11万5000トン)クラスのダイヤモンド・クラスよりもさらに大型で、「リーガル・プリンセス」や「ロイヤル・プリンセス」に並ぶ14万トン(約14万3000トン)のロイヤル・クラスの一つと位置付けている。

 マジェスティック・プリンセスはおもに上海発着クルーズを運航するために新造された船で、船内は中国マーケット向けにカスタマイズされている。イタリアのモンファルコーネにあるフィンカンティエリによる建造で、2017年3月30日に引き渡しが行なわれ、4月4日からヨーロッパでプレビュー運航を開始。今回の寄港は「海のシルクロード」をテーマにした50日間のクルーズの一環だ。5月21日にローマを出発し、アテネ、ドバイ、コーチン(インド)、シンガポール、ポート・ケラン(クアラルンプール)、廈門、横浜、大阪を含む合計22港に寄港し、7月9日に上海に入港。7月11日から上海を母港とする中国発着クルーズがスタートする。

 マジェスティック・プリンセスは予定どおり7月3日早朝に横浜・大黒ふ頭に到着し、日本初入港。同日夜に出港するまでの時間を使い、報道関係者向けの船内見学会と初入港記念セレモニーが実施された。同日夜に大黒ふ頭を出港後は、7月4日早朝に大阪・天保山客船ターミナルへ入港、同日夕方に韓国・仁川経由で上海へ。7月9日に上海で開催された就航記念式典で、共にバスケットボールの元中国代表選手であるヤオ・ミン氏とイエ・リー夫人により「マジェスティック・プリンセス」と公式に命名された。

■14万トンクラスの高さを感じる船体。約8割がバルコニー付きの客室

 マジェスティック・プリンセスは、横浜ベイブリッジの高さ制限から大黒ふ頭の貨物用岸壁に入港。一般の立ち入りが制限されているエリアのため見学や見送りはできず、横浜市港湾局では観光船「マリーンルージュ」に乗船してマジェスティック・プリンセスを海上から眺望する海上見学会を実施していた。

 この日の朝6時に入港したマジェスティック・プリンセスの乗客らは多くが下船し、桜木町駅までのシャトルバスで移動。この日は22時出港予定で、最終のバスは20時30分と表記されていた。

 マジェスティック・プリンセスの船体には、プリンセス・クルーズに共通する「シー・ウィッチ」が大きく描かれ、11万トンクラスのダイヤモンド・プリンセスに比べて、長さというより高さを感じる。全客室の約8割がバルコニー付きというだけあって、ずらりと並ぶバルコニーは壮観。デッキプランは同社の14万トンクラスの「ロイヤル・プリンセス」や「リーガル・プリンセス」とほぼ同じで、3隻ともイタリア・フィンカンティエリによる造船だ。

 入港・出港時のイベントを見るのに便利な、ダイヤモンド・プリンセスやサファイア・プリンセスにある「プロムナード・デッキ7」の長いストレートはマジェスティック・プリンセスにはなく、開放されているデッキはデッキ7の中央と後方の一部、または屋上に限られる。入港・出港時のイベントが楽しみという人は客室選びにより気合いが入りそうだ。

マジェスティック・プリンセス諸元

乗客定員:3560人
乗組員数:1350人
総トン数:約14万3000トン
巡航速度:22ノット(41km/h)
全長:330m
全幅:38.4m
船籍:英国
建造年:2017年

■初入港を記念した船内見学会を実施。華やかな船内設備の数々

 船内の案内は、ダイヤモンド・プリンセスが英語と日本語の表記なのと同じように、英語と中国を併記。エレベータホールにはアート作品が多く飾られ、凝った柄のじゅうたんが敷き詰められている。中国様式のカーペットやアートなども配置されているが、全体的にイタリア船らしいデザインのよさを感じるエレガントな雰囲気。改装前のダイヤモンド・プリンセスのように右舷と左舷のじゅうたんは赤と青で分けられていたが、右舷と左舷の色がダイヤモンド・プリンセスとは逆で、マジェスティック・プリンセスでは右舷側が赤色、左舷側が青色となっている。

「ザ・ピアッツァ」と呼ばれるアトリウムは3層吹き抜けで、ゴールドをベースに2つのらせん階段を配置した広々した豪華な作り。ラウンジやレストラン、免税店などが並んでおり、船内ながら非常に開放感がある。

 なかでも免税店が並ぶ「ザ・ショップス・オブ・プリンセス」は1100m2という広いスペースがとられており、高級なショッピングモールに来たように錯覚するほど。ハイブランドの宝飾品から人気の化粧品までラインアップが非常に幅広い。

 屋上の「リド・デッキ16」には噴水を備える「ファウンテン・プール」があり、夜にはプールサイドで屋外シアター「ムービーズ・アンダー・ザ・スターズ」による映画鑑賞ができるほか、映画の合間には噴水による「ウォーターカラー・ファンタジー・ショー」も楽しめる。

 プールの両側は床がガラス張りになっている展望台「シー・ウォーク」とバーの「シー・ビュー・バー」が作られている。船体よりも8.5m横に突き出たエリアのため、海面まで39mの高さがあり、はるか下に水面が見えて面白い。

 また、屋内プールとして豪華で落ち着いた雰囲気の「ハリウッド・プール・クラブ」を設置。無料の室内プールとして提供され、夜はナイトクラブとしても使われる。その奥の船首には「ハリウッド・コンサバトリー」と名付けられたひときわ落ち着いたエリアもある。

 このほかカジノはデッキ6に「グランドカジノ」という広いエリアがとられており、VIPルームも併設。ゲームテーブルのほかスロット台が特に充実している印象だ。デッキ7後方には収容人数300人以上の「ビスタ・ゲーム・ラウンジ」があり、全自動を含む麻雀卓を16台設置。ここではミュージシャンによる演奏やダンスのレッスンなども行なわれる。デッキ5には定員6名の有料個室カラオケ「シング・オン・ザ・シー・カラオケ」も設置。

 また、「ユース&ティーンセンター」ではMIT(マサチューセッツ工科大学)やスタンフォード大学の教育者が開発に携わった子供向けのプログラムを体験できたり、「ロータス・スパ・アンド・サロン」ではカップルで個室のスパが受けられたりするなど、乗客の希望に合わせたアクティビティを体験できる。

 客室は、「スイート」「クラブ・クラス・ジュニア・スイート」「ジュニア・スイート」「デラックス海側バルコニー」「海側バルコニー」「内側ツイン」などのタイプがあり、明るいアイボリーを基調にしたモダンなデザイン。今回のクルーズは満室だったため「デラックス・海側バルコニー」の1室のみ見学できたが、シャワーはハンドシャワー、デスクも広めで長い旅も快適そうだ。

■3Dプロジェクション・マッピングやドローンを活用した最新ステージ

 今回のイベントでは船内の「プリンセス・シアター」でプロダクション・ショー「ファンタスティック・ジャーニー」のスペシャルバージョンを披露。ステージ開催に先立ち、プリンセス・クルーズ インターナショナル・オペレーション エグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント アンソニー H.カウフマン氏による主催者挨拶が行なわれた。

「我々の最新の客船、マジェスティック・プリンセスにはミシュランのスターシェフが監修したレストランが2カ所あり、免税店も大型です。人気のゴンチャや最新のカラオケ設備もありますし、なによりプリンセス・クルーズの最大の財産であるさまざまな国籍のクルーがフレンドリーで最高のサービスを提供しています」と船について紹介。

 マジェスティック・プリンセスは中国客向けの上海発着だが、日本との関わりや日本人の乗客が乗船できるコースについても紹介。「今年いくつかの日本の港に寄港し、2018年度は春に台湾を出発する桜をテーマにしたコースを提供します。日本のお客さまには上海とシンガポールの間のクルーズをお楽しみいただけます。2018年の秋にはオーストラリア、ニュージーランドのクルーズも提供予定です」とコメント。

 日本の市場を重視していること、ダイヤモンド・プリンセスの素晴らしさなどにも触れ、家族と一緒に日本を巡った際の記念写真を披露しながら、「ダイヤモンド・プリンセスでの北海道ツアーは人生最高のクルーズでした」と語った。

 さらに2018年から通年配船されるダイヤモンド・プリンセスについて紹介し、「将来はマジェスティック・クラスの客船をぜひ日本を母港に配船したい」と日本市場がさらに拡大するよう期待すると語った。

 続いてクルーを代表してマジェスティック・プリンセス船長のクレイグ・ストリート氏からの挨拶が行なわれた。「サファイア・プリンセスでは何度も日本に寄港していますが、マジェスティック・プリンセスでは横浜港に初入港となります。今回は3500名の乗客、1350名のクルーでやって来ました。マジェスティック・プリンセスはプリンセス・クルーズの17隻のクルーズ船のなかでも最新で、就航してまだ3カ月という若さ。最大級で、イノベーションあふれる客船です。最新のプロダクションショー“ファンタスティック・ジャーニー”をぜひお楽しみください」とコメントした。

「ファンタスティック・ジャーニー」と題されたプロダクションショーは、最先端の技術で映画のような体験ができるよう作り上げられたもの。会場となる2層吹き抜けの「プリンセス・シアター」は、正面のステージだけでなく、その両サイドも3Dプロジェクション・マッピングで使われる。映像が視界いっぱいに広がり、見ていて没入感が高い。ステージ上に設置された可動式のパネルやキャストの衣装がスクリーンの映像や音楽と共に輝き、とても華やかだ。

 今回の特別バージョンのショーでは、華やかなダンス、オペラ風の歌唱とエアリアル・シルクの優雅なアクロバティックショー、ポップな曲を使った明るいステージ、ドローンを活用した幻想的なステージ、男性グループによるアイドル風のステージなどバラエティ豊かな内容が披露された。さまざまな要素が組み込まれ、何本ものコンサートを見に行ったような満足感が得られる素晴らしいショーだった。クルーズ中のステージは見逃せないだろう。

■船内には大小20のレストランを設置。スペシャルランチのコースを披露

 マジェスティック・プリンセス内には、「フィエスタ・デッキ6」と「プラザ・デッキ5」にメイン・ダイニングが合計3カ所あるほか、「リド・デッキ16」に非常に広いビュッフェ「ワールド・フレッシュ・マーケットプレイス」が設置されている。24時間無料で軽食が頼めるルームサービスや、イングリッシュ・アフタヌーン・ティーなど、プリンセス・クルーズらしいサービスをマジェスティック・プリンセスでも提供。

 また、有料レストランとしては、ミシュランの三つ星シェフ、エマニュエル・ルノー氏がエグゼクティブ。シェフとしてメニューの監修を行なう高級フレンチ・ビストロの「ラ・メール」や、広東料理を提供する「ハーモニー」など4カ所が設置されている。

 カジュアルスタイルではクリスピーなナポリスタイルのピザを提供する「アルフレッド・ピッツェリア」や、「ロブスター・グリル&飲茶バー」のほか、台湾生まれのドリンク「ゴンチャ」のカウンターなどもあり、全部で20のレストランとバーがありバラエティ豊かだ。

 今回の船内見学会では、メイン・ダイニングの一つ「コンチェルト」で、「マジェスティック・プリンセス ランチ」というシェフによるスペシャルメニューを披露。乾杯に先立ち、堀川社長から日本人の乗客向けにも販売されるマジェスティック・プリンセスのコースとして、2018年2月25日から3月25日まで釜山、香港、ホーチミン、バンコクなどアジアの国々を巡る「グランドアジア15日間」(2本)を紹介。2月25日発は博多に、3月11日発は長崎に寄港する。また、2018年9月15日からはシドニーを母港として、オーストラリア発着クルーズが開始されるためフライ&クルーズでのマジェスティック・プリンセスの利用を勧めた。

 アンソニー H.カウフマン氏による乾杯でランチがスタートして、「スズキのフィレ」または「プライムリブのロースト グレイビーソース」をメインに、店内で焼き上げたパンや新鮮なサラダ、デザート、ワイン、コーヒーなどのコースがふるまわれた。やわらかでボリュームたっぷりのプライムリブは上品な味で、日本人の乗客にも食べやすい。料理の味が合わないという心配は必要なさそうだ。

■横浜港湾局主催の初入港歓迎セレモニーを実施。記念盾を交換

 さらに、船内の「プリンセス・ライブ」で横浜港湾局主催の歓迎セレモニーが行なわれ、横浜市港湾局長 伊東慎介氏が挨拶。「マジェスティック・プリンセスの日本最初の寄港地に横浜が選ばれて大変光栄に思います。プリンセス・クルーズの客船は横浜市民に非常に馴染みがあるもので、特にダイヤモンド・プリンセスは今年21回の寄港を予定していただいていて、アジアにおける母港として横浜港を使っていただいています。

 そのプリンセス・クルーズの最大・最新の客船であるマジェスティック・プリンセスは横浜市民からも非常に注目され、今回は一般市民が陸上から見学できないので観光船による海上見学会を実施しました。合計200名の参加者を募ったところ、1800名を超える申し込みがあり、関心の高さをあらためて実感しました。

 横浜市ではこの大黒ふ頭の横浜ベイブリッジに一番近い位置に、客船が停泊可能な岸壁の整備を進めています。2年後の2019年春の供用を目指しています。恒久的なCIQや駐車場などの施設を整備し、市民の方が見学できる場所も整備していきたいと思っています。また、みなとみらい地区の新港埠頭にも2019年春の完成を目指して整備しています。横浜港はこれからも乗船客やクルーの皆さまに喜んでいただけるおもてなしに、民間の方々と一緒に取り組んでいきたいと思います」とコメントした。

 横浜市からマジェスティック・プリンセスへ、初めて入港するときに贈られる記念楯や花束、法被が贈られ、マジェスティック・プリンセスからも横浜市へ記念盾が贈られた。

 記念盾の交換後、船長のクレイグ・ストリート氏が挨拶を行ない、「ようこそマジェスティック・プリンセスへ。いつも温かく歓迎していただいて本当に感謝しています。今回のマジェスティック・プリンセスは乗客3500人満室です。その多くが下船しましたが、乗客もクルーも必ず横浜での寄港を楽しんで帰ってくるでしょう。クルーを含め5000人が寄港することで苦労があったと思いますが、スムーズなオペレーションをありがとうございました。

 マジェスティック・プリンセスはまだ就航から3カ月ですが、今後アジアに向けて楽しい旅を皆さまに提供していきたいと思います」とコメントした。

■2019年以降、2隻または大型船化で日本発着クルーズをさらに供給増

 歓迎セレモニーの終了後、続けてインタビューセッションが行なわれ、アンソニー H.カウフマン氏、クレイグ・ストリート船長、堀川悟氏が参加。

 質問の前に、3者からトピックを紹介。アンソニー H.カウフマン氏からは今後のアジア戦略について解説があった。プリンセス・クルーズの客船は、アジアからは以前はフライ&クルーズで利用されていたが、希望が非常に多かったことから2013年からはサン・プリンセスによる日本発着クルーズを開始。現在はダイヤモンド・プリンセスを配船している。できるだけ多くの人々にプリンセス・クルーズのプロダクトを楽しんでほしいと取り組んでいるので、今後も同様に「人生最高のバケーションをプリンセス・クルーズの客船で楽しんでいただく」ことを目指すという。

 船長のクレイグ・ストリート氏からは今回のクルーズを通じた乗客の反応や、他船にないマジェスティック・プリンセスの特徴を解説。乗客からの反応はとても好評で、今回は発見の多い旅になっているとのこと。香港に寄港した際に、マジェスティック・プリンセスの乗客がそのターミナルの100万人目の利用者になったということで、イベントがあったという。乗客は2つのミシュランの星付きシェフが監修したレストランや、足元がガラス張りのシーウォーク、最新のプロダクションショーなどほかの船にない特徴を楽しんでいるという。

 最後にカーニバル・ジャパン社長の堀川悟氏から日本戦略についてあらためて解説があり、7万トンクラスのサン・プリンセスから始まったプリンセス・クルーズの日本発着クルーズが、現在は日本人の乗客向けにカスタマイズされたダイヤモンド・プリンセスで運航され、2016年から満船が続いているという。これまで就航期間を伸ばすことで供給量を増やしてきたが、2018年度からは念願の年間就航を開始。2019年以降、さらに供給量を増やすためには船を2隻にするか、さらに大型の船で運航することになるとのこと。

 日本には100以上の港があるが、11万トン級のダイヤモンド・プリンセスが入れる港は35前後に限られるという。リピーターも多いので新しい寄港地も必要だが、さらにマジェスティック・プリンセス級になれば20前後の港にしか入港できないため、2020年に向けて国土交通省によるバース整備もさらにお願いする必要があるとのこと。また、プリンセス・クルーズの日本発着クルーズは乗船した乗客の半分がその翌年にまた乗船するそうで、商品が受け入れられているのを実感しているという。旅行会社をとおしてさらに強力に販売し、日本市場に追加投資していきたいと語った。

 質疑応答では、まず「石井国土交通大臣による視察内容について」質問され、アンソニー H.カウフマン氏が回答。石井大臣には操縦室で最新の機器について説明を行ない、客室などを紹介したとのこと。最後に石井大臣から「大変感銘を受けた」というコメントがあったという。石井大臣はクルーズ船を見るのが初めてだったそうだが、設備は期待以上だったという感想が語られたとのこと。日本がクルーズ業界にとって大切だということを説明し、これからもクルーズ産業発展のため、マジェスティック・クラスの客船をより寄港させるためにも、インフラに対しさまざまな投資を行ない、それを継続する必要性について解説したとのこと。

 プリンセス・クルーズも、日本が掲げる2020年までにクルーズ客を500万人受け入れるという目標を達成する一翼を担いたいと語った。クルーズ船は今まだ多くが建造されており、行き先が必要になってくるという。だからこそより多くの客船を迎えるために日本でのインフラ整備が必要不可欠だと解説した。

 また、「日本への配船を2隻にする場合、ダイヤモンド・プリンセスのように日本人向けのカスタマイズがされるかどうか」という質問があり、同じくアンソニー H.カウフマン氏が回答。日本にもう1隻配船するなら日本人の乗客が快適に過ごせるように日本人向けのカスタマイズを行ないたいとコメントした。ただし、プリンセス・クルーズはインターナショナルプロダクトであり、その雰囲気を日本の乗客も楽しんでいると考えているとのこと。

 堀川社長からも補足があり、ダイヤモンド・プリンセスの乗客の約6割が日本人で、4割以上が外国人とのこと。外国人の9割以上がアメリカ人で、続いてオーストラリア人、イギリス人と続く。日本人と欧米人がほとんどの船内であり、乗船した瞬間に海外の雰囲気がダイヤモンド・プリンセスの人気の理由の一つであると解説した。

 また、日本への配船を2隻にするタイミングについて、2018年度のクルーズが満船になるとちょうど10万人を運ぶことができるという。2019年以降の行程を現在組んでいるが、2019年はダイヤモンド・プリンセスがドライドックに入らないため、2018年より1カ月半ほどあったドライドック分の期間を伸ばせると考えているという。2019年度はそれにより12万人ぐらいまで供給量は増やせるが、2020年は配船を増やすか大きい船に変える必要が出てくるとの考えを示した。また、2019年度、2020年度、2022年度にマジェスティック・クラスの船が新たにラインアップに増えるため、それも含めて本社とすり合わせをしているところだと語った。日本人だけでなくフライ&クルーズで利用する外国人が非常に多く、国内とインバウンド両方に支えられている航路のため、これからも供給量は増やしていきたいと語った。

 エレガントでありながらアットホームな雰囲気があり、プレミアムなクルーズ体験ができるプリンセス・クルーズ。マジェスティック・プリンセスのような最新設備の整う14万トンクラスの新造船が日本発着クルーズに配船される日も近そうだ。

【お詫びと訂正】記事初出時、「ハリウッド・プール・クラブ」を有料と記述していましたが、無料です。お詫びして訂正いたします。

トラベル Watch,赤池淳子

最終更新:7/12(水) 18:22
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