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【シンガポール】横浜商工会議所、ASEAN関連セミナー開催

7/11(火) 11:30配信

NNA

 横浜商工会議所と日本貿易振興機構(ジェトロ)横浜貿易情報センターは横浜市内でこのほど、東南アジア諸国連合(ASEAN)のビジネス環境を紹介するセミナーを開いた。セミナーでは、多くの企業が国際統括拠点を設けているシンガポールを中心に、ビジネス環境の魅力や近年の課題を識者が説明した。
 ジェトロ海外調査部アジア大洋州課の水谷俊博課長代理は、ASEAN10カ国の経済指標や各国への投資状況などの概況を説明。シンガポールについては、人材の確保や賃金の上昇、外国人の就業に対する規制強化が現地に進出する企業の経営課題になっていると指摘した。
 ジェトロのシンガポール事務所次長などを歴任した拓殖大学の椎野幸平准教授は、シンガポールのビジネス環境を主なテーマに講演。シンガポールの魅力として、ASEAN域内で最低水準となる法人税や、特定分野への投資に対するインセンティブ(税優遇)などを挙げ、同国が安定的に外国企業から注目を集める理由になっていると指摘した。また、同国に地域統括機能を新たに設置した日系企業の数については、2000~09年の10年間での18社から、10~15年の5年間で44件に急増したとの統計を示し、「リーマン・ショック後にアジアを重視する企業が増えたのに伴い、アジアの中核となるシンガポールに統括拠点を置く動きが強まった」と解説。人件費や不動産の賃貸費用などコストは高いものの、金融、財務、為替などに関する統括機能をシンガポールに設けるメリットは大きいとの見方を示した。

最終更新:7/11(火) 11:30
NNA