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千聖 ソロデビュー20周年ツアーが千秋楽 「この“今”が最高です! ありがとう!」

7/11(火) 11:45配信

エキサイトミュージック

ファン投票によるベストアルバム『千聖 20th ANNIVERSARY BEST ALBUM「Can you Rock?!」』をリリースし、東名阪ツアーを廻ってきた千聖が7月8日に新宿ReNYで“千聖DAY”のファイナル公演を開催した。

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ソロアーティスト、千聖としてステージに立つのは17年ぶりということもあり、超満員の場内は開演前から期待と興奮にザワめき、暗転と同時に大歓声。千聖はアーティスト写真と同じ衣装で、普段愛用しているキングVを構えて登場。記念すべきデビューシングル「DANCE WITH THE WILD THINGS」のXX ver.(20周年ヴァージョン)でライブは幕を開けた。

ベスト盤には新曲を含む全15曲が収録されているが、ステージは前半からCDに収録されなかった曲が惜しげもなく披露される展開。

「東京! 元気ですか? 今日はファイナルですからね。盛り上がりましょう! パーティだよ、盛り上がらなかったら許しません(笑)。俺もちょっとドキドキしてます。セクシーな夜にしたいですね!」

千聖が煽り、当時はまだジャンルとして認識されていなかったデジロックサウンドを基軸としたナンバーが次々に投下され、O-JIRO(Dr)、長野典二(Ba)、山田巧(Synth)、重盛美晴(Gt)の強力メンバーをバックにダイナミック且つ緻密な千聖のギターソロが炸裂。開放感たっぷりのステージが繰り広げられた。

中盤ではPENICILLINのライブにヴァイオリンで参加した経験を持つRookie Fiddlerがゲストキーボーディストとして迎えられ、千聖が(ギブソンの)セミアコに持ち替え、ピュアで切ないバラード「LOVE ~lost in the pain~ ~XX ver.~」を披露。20周年の感謝の想いを込めて、ファンに参加してもらったベストアルバムのことに触れ、「ダントツ1位になった曲」と歓声が上がる中、スパニッシュなサウンドと官能的な歌詞が溶け合う「CYBER ROSE ~XX ver.~」が演奏された。

千聖が拡声器片手に歌った「Diabolos」や、音源より長めのジャズセッションからシャッフルビートへ移行した「Shadow ~XX ver.~」などライブならではのアドリブも飛び出し、久しぶりの千聖のステージにオーディエンスも懐かしさと嬉しさで気持ちが高ぶって、盛り上がりまくり。

後半戦はベストのために千聖が過去へのオマージュも含めて書き下ろしたアッパーなデジタルロックチューン「Can you Rock?!」から始まり、ソロの代表曲を連続投下。全17曲を披露して本編が終了した。

ツアーTシャツに着替えたアンコールでは今回のツアーの裏テーマが“大感謝祭”であることを告げてメンバー紹介。Rookieを今度はバイオリニストとして迎え、「falling over you ~XX ver.~」「LAST TEARS ~XX ver.~」と美しいバラードをたて続けに披露。ラップを披露する遊び心たっぷりの「電脳遊戯 ~XX ver.~」では千聖が“千聖”の名前入りの赤いフラッグを振りながら歌い、山田巧が“Crack 6”とプリントされた黒いフラッグを振るというパフォーマンスも飛び出した。

ステージを去っても千聖を求める声は鳴り止まず、ダブルアンコールのMCでは「20年前の1stアルバム『ORGANIC GROOVER』のツアーが終わった時にはこれ以上の幸せはないと思いましたが、それは違いました。この“今”が最高です! ありがとう!」と感無量の表情を見せた千聖。「VENUS ~XX ver.~」は大合唱になり、「もう1曲だけ行くぞ! Rockしてるか!? Rockしようぜ!!」と煽り、ラストナンバーは再びの新曲の「Can you
Rock?!」。エンディングをジャンプで締めくくった。

終始、熱狂的なムードが支配していた千聖のソロライブ。8月には、千聖ソロデビュー20周年記念イベント『MONSTERS OF ROCK NIGHT SHOW』が予定されているが、「千聖」としての活動はこのアニヴァーサリーで終止符? 終演後本人に尋ねたところ、「どうだろうね?(笑)」と回答。可能なら、またぜひ封印を解いてほしいものだ。
(取材・文/山本弘子)