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代打の神様だ!広島・バティスタが逆転∨弾「打った瞬間わかった」

7/11(火) 7:00配信

サンケイスポーツ

 (セ・リーグ、広島5-1DeNA、12回戦、6勝6敗、10日、マツダ)チームメートが打ちあぐんでいた難敵を、代打で登場した広島・バティスタが一振りで沈めた。

 「打った瞬間に(本塁打と)わかった。けっこう飛んだから、ゆっくりと走りました」

 好機にあと一本が出ず0-1のまま迎えた七回、一死二塁で、好投していた野村に代わって打席に入り、今永の高めのチェンジアップをとらえた。力強いスイングからはじき返された打球は左翼席後方の防球ネットに突き刺さった。今季12安打目でうち10本が長打、7本が本塁打と驚異のパワーをみせつけている。

 代打本塁打は4本目。球団では2001年の町田康嗣郎以来16年ぶり5人目、外国人選手では初めて。外国人選手のシーズン代打4本塁打はプロ野球最多タイだ。6月2日に育成から支配下選手登録を勝ち取り、翌3日のロッテ戦(マツダ)でプロ初打席本塁打を放った快進撃は、強力打線の中、出番が代打中心になった今も続いている。

 お立ち台に、同じドミニカ共和国出身の通訳クレートさんと並ぶ姿ももうおなじみだ。バティスタのスペイン語をクレートさんが「やっぱり~、あの~ 応援すごい。あした、また打ちマス」と“カタコト通訳”するたびにスタンドのファンは笑顔に。マツダスタジアムの名物になっている。

 すっかり日本に馴染んだドミニカンだが、2015年に練習生として来日した当時は日本食が合わずに苦労した。大野寮で年に数回出るドミニカ料理の「ポジョギサード(チキン煮込み)」が楽しみだった。クレートさんと「最高だね」と言い合って喜んだ味を思い出すたび、ハングリー精神がまたわき上がってくるという。

 チームは今季4度目の4連勝で貯金は今季最多の23。試合のなかった2位・阪神とのゲーム差を今季最多タイの9とした。

 「レギュラーとして出たいけど、みんな調子がいい。自分は良いパフォーマンスを続けていきたいね」

 ヒットの半分以上がサク越えする男がベンチに控えているのだから、広島が強いのも当然だ。