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阪神・糸原の高校恩師“やくざ監督”が激賞「“魂”はナンバーワン」

7/11(火) 16:56配信

夕刊フジ

 阪神のドラフト5位ルーキー、糸原健斗内野手(24)=JX-ENEOS=は9日の巨人戦(甲子園)で5回に右中間席へプロ初本塁打。9回には自身初のサヨナラ打を放ち、5打数4安打3打点の大活躍。喜んだ“恩師”は、「糸原デーだね」とご満悦の金本知憲監督(49)だけではなかった。

 9回2死一、二塁。「絶対に決めてやると思っていた」という糸原がマシソンの高め速球を振り抜き、打球は中越えサヨナラ二塁打となった。

 この雄姿に、テレビ観戦中だった島根・開星高時代の恩師(監督)で現教育評論家の野々村直通氏(65)も「震えたし、シビれました!」と興奮。

 野々村氏は開星高監督として出場した2010年センバツ大会の初戦で、21世紀枠出場校に敗れ「末代までの恥。腹を切って死にたい」と発言して物議を醸した。コワモテの風貌から“やくざ監督”の異名も取ったが、教育にかける情熱を慕う教え子は数多い。

 プロにはDeNAの梶谷、白根ら5選手を輩出。その中で「糸原は走攻守のバランスはいいけれど、反対に飛び抜けたものがなかった。だけど、やってやるという“魂”は高校時代からナンバーワンだった」。

 大学(明大)、社会人と紆余曲折を経てプロ入りした糸原を支えたのは、不動心と根性。

 野々村氏は「人は失敗したときに悔しさを持たないと成長しない。糸原はずっと持っていた。かといって活躍しても有頂天にならないのがいい。努力を継続できる能力を持っている」と評す。

 その上で「ずっと試合は続くが、悪いときこそ悔しさを持ち、体で覚えるくらいバットを振り続ける姿勢を持ってほしい。そして、自分が打って得られる幸せは、ファンをはじめみんなの幸せを牽引できる。それがプロの商売。これを忘れないでほしい」とエールを送った。もともと堅守が売りの糸原だが、バットでも結果を残し、レギュラー定着に燃える。(山戸英州)

最終更新:7/11(火) 16:56
夕刊フジ