ここから本文です

輸出や投資伸びるも内需の回復不十分=韓国経済報告書

7/11(火) 12:30配信

聯合ニュース

【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部は11日に発表した経済動向報告書(グリーンブック)で、最近の韓国経済について、世界経済の回復を追い風に輸出や投資を中心に成長がみられるものの、依然として内需の回復は確かではないと分析した。雇用状況が十分に改善していないほか、トランプ米大統領が再交渉に言及した韓米自由貿易協定(FTA)などの通商懸案、北朝鮮核問題、家計債務などのリスク要因が存在するとした。

 主要指標をみると、6月の輸出は半導体や船舶、石油化学など主力品目の好調で前年同月比13.7%増の514億1000万ドル(約5兆8660億円)となった。2桁の増加が6か月続いている。

 5月の設備投資は半導体製造設備など機械類を中心に前月比1.8%増加し、4月の3.9%減から回復した。一方、建設投資は調整圧力を受け1.6%の減少となった。

 5月の鉱工業生産は、半導体や電子部品が好調で前月比0.2%増とプラスに転じた。6か月連続で増加していたサービス業生産は、5月は卸・小売業の不振で0.3%の減となった。

 5月の小売販売はスマートフォン(スマホ)の新製品効果が薄れたことなどから、通信機器を中心に減少。全体では前月比0.9%減となった。

 6月の消費関連速報をみると、韓国製乗用車の国内販売台数が前年同月比14.8%減少した。乗用車の個別消費税引き下げ措置終了を控えた昨年6月に駆け込み需要があった反動減。同月の百貨店とディスカウントショップの売上高はそれぞれ0.8%、1.6%の小幅増となった。

 一方、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に対する中国の報復が続き、6月の訪韓中国人旅行客は前年同月比64.8%減少した。中国人客数は3月以降、毎月2桁減となっている。

 5月は製造業で雇用がやや上向き、就業者数が前年同月比37万5000人増加した。だが、求職を断念する人などが増えたことで、「体感失業率」を表す雇用補助指標は0.2ポイント悪化の11.0%となった。6月の消費者物価指数は前年同月比1.9%の上昇となった。

最終更新:7/11(火) 14:01
聯合ニュース