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藤枝の薬局4人死傷事故 被害男性、不起訴不服申し立て

7/11(火) 17:06配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 2016年2月、藤枝市の薬局に乗用車が突っ込み、従業員ら4人が死傷した事故で、被害者の男性(60)=同市=が11日までに、運転者の男性(65)=焼津市=を不起訴にした静岡地検の処分を不服として、静岡検察審査会に審査を申し立てた。同審査会によると4日付で受理した。

 事故は16年2月2日午後3時ごろ発生。男性の乗用車が薬局に突っ込み、店内で働いていた薬剤師の女性=当時(54)=が死亡したほか、女性の夫である被害者の男性が重傷を負い、女性従業員ら2人も重軽傷を負った。

 同地検は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで捜査し、男性に健康上の問題が無かったかなど、刑事責任能力の有無や程度を調べるため、16年2月18日から約半年間鑑定留置を実施。8月12日に処分保留で釈放し、在宅のまま捜査を続けたが、17年4月7日に不起訴処分にした。処分は鑑定結果などを踏まえたとみられる。

 被害者の男性は取材に対し、「慎重に捜査をしてもらったことは重々承知しているが、それでも裁判もされずに不起訴で終わることに自分の中で納得ができなかった。妻のためにできる最後のことという思いもある。処分が妥当だったのか、もう一度しっかり検討してほしい」と語った。

 申し立てについて同地検は「コメントしない」としている。

静岡新聞社