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呉善花氏「北ミサイル標的は日本」 群馬「正論」懇話会

7/11(火) 7:55配信

産経新聞

 前橋商工会議所会館(前橋市日吉町)で10日、開かれた群馬「正論」懇話会の第45回講演会で、「危機招く朝鮮半島の真実」と題して講演した評論家で拓殖大教授の呉善花氏は、暴走を続ける北朝鮮が最もミサイルを撃ち込みやすい国は日本であると指摘。新大統領誕生後の韓国が「北朝鮮化する」として、半島情勢が危機的状況にあることを詳細に説明。韓国の反日感情の根底にあるものにも言及した。産経新聞の「正論路線」と雑誌「正論」に共鳴する会員らは耳を傾けた。

 呉氏はミサイル実験を繰り返す北朝鮮の本当の狙いについて、「真の相手は米国だが反撃が恐ろしく脅威でもある。最も撃ち込みやすいのは日本ではないか」と指摘。「日本は憲法の制約があり反撃できないことを北はよく知っている」と理由を述べた。その上で、ここにきて領海付近にミサイルが落ちても無関心な日本の世論について「大変危険だ」と危機感を示した。

 韓国に誕生した親北派の文在寅大統領については、「中国から北を取り戻そう」と経済支援や平昌冬季五輪の共同開催を打ち出しているが、「北は核実験をやめない」と効果がないと指摘。「文大統領は八方美人で、北や韓国、中国や米国に対しても良い顔を見せている」と指摘。

 一方で韓国内では若者の間に「ヘル・コリア」という呪詛(じゅそ)の言葉が流行するほど就職難や経済困窮に陥っているとし、北への経済支援など大盤振る舞いは不可能とした上で、慰安婦問題の日韓合意を棚上げし未来志向という名の「経済支援を日本にしてもらいたいという思惑がある」とした。

 その慰安婦問題についても、映画「鬼郷」で反日機運を盛り上げ、世界遺産となった長崎の軍艦島を「地獄の島のように描いた映画を作ろうとしている」。徴用工問題で、強制的に働かせられた「少年の像が慰安婦像の隣につくられるだろう」と予言。棚上げと称しても、韓国の国民的情緒の激しさは、むしろおさまっていないとした。

 こうした反日感情について呉氏は「国民性や文化論から見ていかないと理解できない」と指摘。「韓国は法律より情緒が優先の国」とした上で、「日本では亡くなった人の形見を大事にするが、韓国では死んだものは穢(けが)れているという考えで、すべて処分する」と日韓の根本的な価値観の違いを例示しながら説明。「統治時代、日本にひどいことをされたというのが根底にあり、いかに自分たちが間違っていないか言い続けることが生きがいだ」とも。

 日本は「こうした韓国の考えを理解したうえで、ベトベトした関係を築かず、距離を置いた方がお互いのためだ」とし、冷静に対応することを強く求めた。

 講演を聴いた前橋市の写真スタジオ代表、宇貫俊夫さん(60)は「韓国人の性格が日本人と真逆であることを知った。日本が韓国に対して良かれと思ってやってきたことが、無意味だったことに驚いている」と話していた。

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【プロフィル】オ・ソンファ

 韓国・済州島出身。昭和58年に来日し大東文化大、東京外語大修士課程修了。韓国で反日教育を受けながら日本文化に触れるうちに知日派に転じ63年に日本に帰化。日本で働く韓国人ホステスを題材にした「スカートの風」がベストセラーになるなど注目された。著書は「攘夷の韓国 開国の日本」(山本七平賞)「『反日韓国』に未来はない」など50冊に及ぶ。

最終更新:7/11(火) 7:55
産経新聞