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豪雨被災の小中学校、前倒しで夏休みに 福岡・朝倉

7/11(火) 12:12配信

朝日新聞デジタル

 九州北部の豪雨災害のため、福岡県朝倉市立の小中学校全20校は11日、前倒しで夏休みに入った。市教育委員会によると、8月21日にも2学期の始業式を開く予定だが、校舎が被災した松末(ますえ)小と志波(しわ)小は子どもたちが学びやに戻る見通しが立っていない。

 市東部にある松末小(児童数27人)。豪雨時には1階が浸水し、小学生や避難者ら50人以上が3階で孤立し、一晩を過ごした。校区内では2人が死亡し、10人以上と連絡が取れない。

 被災後、校舎に入ると、1階の職員室は土砂の中に机や棚が散乱していた。1階廊下の時計は午後3時42分でストップしていた。豪雨被害が始まった5日に学校が停電になったころだ。体育館もがれきが積もる。

 状況確認のため7日に訪れた塚本成光校長は、「言葉をなくします」と語った。被災前、朝は「よろしくおねがいします!」、下校時は「ありがとうございました!」と運動場に児童の声が響いていたという。

 10日には市内の15校が終業式を開催したが、教職員が片付けに追われた松末小を含む5校は休校のまま夏休みに入った。(岡田将平)

朝日新聞社