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伊勢孝夫氏「阪神新助っ人のロジャース“即4番”OK」

7/11(火) 16:45配信

東スポWeb

 首位・広島の独走阻止に燃える2位・阪神で新助っ人のジェイソン・ロジャース内野手(29=前パイレーツ3A)がV奪回の「最終兵器」としてスタンバイしている。10日も鳴尾浜球場での二軍練習に参加し、快音を響かせた。球宴明けに一軍昇格の予定だが、その実力はいかに。ヤクルトで主砲・バレンティン、山田らを育て上げた名伯楽で本紙評論家の伊勢孝夫氏が診断した。

【伊勢孝夫「新IDアナライザー」】シーズン途中の緊急補強で“当たり”が来た覚えはなく、今回のロジャースに関しても懐疑的に思っていた。しかし、いざ映像などを見てみるととんでもない。「いい助っ人を見つけてきたな!」というのが率直な感想だ。左投手が投じた外角のボールを見事に右翼線へ持っていったかと思えば、内角のボールを思い切り引っ張って柵越えを決める。状況に応じてセンター返しもできるなど高いレベルで広角へ打ち分けることも可能。こう言っては申し訳ないが、キャンベルと比べると数段上だ。

 強打者でありながらもアベレージを残すこともできる理想的なタイプ。阪神では2015年まで在籍し、首位打者を獲得したマートンが最近の助っ人では一番の成功例だろうが、そのマートンをさらにパワーアップさせ、長打を増やしたようなイメージだ。シーズン途中からでも打率3割、20発、60打点は期待できる。

 最大限に力を発揮させるためには起用法が鍵を握るが、ロジャースの打力を生かすために“即4番”を勧めたい。私が打撃コーチならば、明日からでも4番に据えてポイントゲッターを任せたいところだ。それほど打撃に穴がない。能力からすれば4番を打ちながらでも日本野球に適応できる。また、息切れ気味の糸井と福留のマークを分散させるためにも3番・糸井、4番・ロジャース、5番・福留がベストの形。ロジャースの加入が相乗効果になるはずだ。

 首脳陣が気を付けるべきなのは接し方だ。自ら「パンダと呼んでくれ」というほど明るい性格のようだが、すぐに結果を出してほしいからといって「ああしてくれ」「こうしてくれ」と多くを注文するのはNG。メジャー経験のある助っ人はプライドが高い場合もあり、へそを曲げられてしまってはせっかくの実力も台無し。自分のスタイルを貫くことができるように“ヨイショ”するくらいがちょうどいいはずだ。下降気味の打線がV字回復するためにもロジャースのバットが鍵を握る。金本監督の操縦法にも注目したい。(本紙評論家)

最終更新:7/11(火) 21:39
東スポWeb

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