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ライチョウのひな2羽目死ぬ 残り1羽に 栃木

7/11(火) 7:55配信

産経新聞

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウの人工繁殖に取り組む那須どうぶつ王国(那須町大島)は10日、孵化(ふか)したひな1羽が死んだと発表した。ひな3羽のうち、7日にも別の1羽が死んでおり、飼育しているのは残り1羽となった。

 同園によると、2羽目のひなが死んだのは8日午後10時ごろ。4日に生まれた際、自力で殻を破れず飼育員が介助した。8日正午ごろまでは異常なく、餌をついばみ、元気そうだった。同日午後1時ごろ、急にふらつきや転倒が見られるようになって徐々に状態が悪化。立てなくなり、1時半ごろには保温した育雛(いくすう)箱に移して給餌を続けながら回復を試みたが、及ばなかった。今後、研究機関に検査を依頼し、原因を調べる。

 佐藤哲也園長は「栄養的な問題が予想されるが、研究機関の検査結果を待ちたい。大変残念で、改めて飼育の難しさを感じた。残る1羽は順調に発育しているが、危険期間内にあるため一層注意して取り組み、繁殖成功を目指したい」とコメントした。

 ニホンライチョウ繁殖事業で、6月28日に上野動物園(東京都台東区)から受精卵5個を受け入れ、7月4、5日に3個が孵化した。

最終更新:7/11(火) 7:55
産経新聞