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手足口病、再び大流行の兆し 患者数、昨年同期の7倍に

7/11(火) 14:03配信

朝日新聞デジタル

 乳幼児を中心に発疹などの症状が出る手足口病が大流行の兆しを見せている。国立感染症研究所は11日、6月26日~7月2日の1医療機関あたりの患者報告数が3・53人で昨年同期比の約7倍になったと発表した。大流行した一昨年に迫る水準で、専門家はこまめな手洗いを呼びかけている。

【写真】手足口病の原因となるエンテロウイルス(国立感染症研究所提供)

 国立感染症研究所によると、全国約3千カ所の小児科定点医療機関からの報告数は計1万1159人。関西や四国、九州など、おもに西日本で流行しており、都道府県別では1医療機関あたりの報告数は高知が15・13人で最も多く、鳥取が14・42人、滋賀が9・13人で続く。ピークは例年7月末ごろで、近年は2011年、13年、15年とほぼ1年おきに流行がみられる。

 手足口病はエンテロウイルスなどが原因で、感染から3~5日後に2~3ミリの発疹が口の中や手のひら、足底などに出る。約3分の1に発熱がみられる。ワクチンや予防薬はないが、大半は数日で治るとされる。

 くしゃみなどのしぶきや接触を通して感染するため、国立感染研は保育所や幼稚園など乳幼児が集まる場所では、こまめな手洗いやタオルを共用しないなどの対策を呼びかけている。(小川裕介)

朝日新聞社