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<盛岡女児傷害致死>認可外保育施設 全国に6900カ所

7/11(火) 21:22配信

毎日新聞

 盛岡市の認可外の保育施設で2015年8月、食塩入りの液体を飲ませて1歳女児を死亡させたとして、岩手県警は11日、施設の元経営者でパート従業員、吉田直子容疑者(33)=同市=を傷害致死容疑で逮捕した。

 認可外保育所は、区市町村が設置するか、民間事業者等が都道府県の認可を受けた認可保育所「以外」の施設のこと。原則、都道府県などへの届け出が必要。

 厚生労働省の調査によると、2016年3月末時点の認可外保育施設の数は6923カ所で入所児童数は17万7877人(事業所内保育所は除く)。うち(1)夜8時以降に預かる(2)宿泊を伴う(3)一時預かりが利用児童の半数以上--のいずれかの施設は「ベビーホテル」と呼ばれ、1579カ所あり、3万121人が利用している。問題の保育施設は「24時間託児所」をうたっており、ベビーホテルだったとみられる。

 ベビーホテルは2割が24時間保育を実施するなど保育時間が長いため、自治体の調査が義務づけられている。15年度中の立ち入り調査では5割に問題があり、スタッフの人員数に問題がある施設も1割あった。

 保育制度に詳しい「保育園を考える親の会」の普光院亜紀代表によると、認可外は行政の関与が薄い分、保育内容に問題があっても表面化しづらいという。「親からは保育の質が見えにくい。待機児童問題が深刻化する中、認可外の利用が増えているので、行政は責任をもって指導すべきだ」と指摘する。【稲田佳代、中川聡子】

最終更新:7/12(水) 16:17
毎日新聞