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<大相撲>金星の北勝富士「何が何だか…目頭が熱く」

7/11(火) 21:26配信

毎日新聞

 ◇初土俵から15場所目での金星、史上2位タイのスピード記録

 大相撲名古屋場所3日目の11日、横綱戦という舞台に立つことが「最高にうれしかった」という北勝富士。初挑戦で金星を挙げた取組後は「何が何だか分からなくて。目頭が熱くなった」と、勝ち残りの土俵下で涙を流した。初土俵から15場所目での金星は、幕下付け出しを除くと1984年秋場所の小錦の14場所に次ぐ、史上2位タイのスピード記録だ。

 立ち合いで鶴竜に踏み込まれ、押し込まれた。何度も張り手を食らわされたが、引かずにこらえる。逆に横綱が引いたところを低い体勢から一気に出た。「前みつを取らせずに引かせることしか勝機はないと思っていた」という狙い通りとなった。

 先場所、幕内で初の2桁勝利を挙げて自己最高の前頭2枚目まで番付を上げた。今場所は「勉強の場所」と位置づけ、これまで以上に挑戦者の気持ちを持って臨んでいる。初日には新大関・高安を破り、上位陣に得意の押しが通用する手応えも得た。

 しかし、師匠の八角理事長(元横綱・北勝海)は「今までの稽古(けいこ)でいいと思うのは大間違い」と初金星にも手厳しい。同い年の新関脇・御嶽海に大きな刺激を受け、「2人で相撲界を盛り上げていければ」と世代交代を誓う24歳。さらなる精進が願いを現実にするはずだ。【佐野優】

最終更新:7/11(火) 22:06
毎日新聞