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鉄道博物館、ジオラマ全面刷新=「細部までリアルに」

7/11(火) 18:56配信

時事通信

 鉄道博物館(さいたま市)は11日、全面リニューアルした鉄道ジオラマを報道機関に公開した。

 大規模な鉄道ジオラマでは初めて仕切りガラスを撤去。手の届く場所で模型車両を駆け巡らせ、臨場感を大幅に高めた。担当者は「運転システムの再現から施設の造形まで、見えにくい細部もこだわってリアルにした」と話している。

 新しいジオラマは横23メートル、奥行き10メートルほどで先代より15%大きい。総延長約1200メートルの線路を、新幹線から保守車両まで20編成前後の模型車両が走る。

 見どころの一つが首都圏の高密度な輸送を再現した環状線だ。山手線などと同様、一定区間に2本の列車が入らない制御方法を導入。速度の上げ下げ、駅停車といった運転を全て自動プログラムで行い、並走や追い抜きも偶発的に生じさせている。

 盛岡駅や福島駅で行われる新幹線の切り離し・連結など実演プログラムを複数用意。昭和時代に活躍した貨車を入れ替えるヤードや、転車台を備えた蒸気機関車の基地など、団塊世代の郷愁をくすぐる施設も展示した。

 線路にバラスト(砕石)を敷き詰めたほか、タッチパネル式とボタン式の新旧両方の自動販売機をホームに置いたり、高架下に飲食店を並べたりし、細部まで現実空間に似せたという。

 博物館は開館10年に合わせたリニューアル中。ジオラマの全面刷新は目玉事業の一つで、14日から一般公開する。 

最終更新:7/11(火) 19:48
時事通信