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<ビットコイン着服>無罪主張の元社長、ハッキング訴え

7/11(火) 22:39配信

毎日新聞

 仮想通貨「ビットコイン」の取引サイト運営会社「マウント・ゴックス」(東京都、破産手続き中)の顧客らから預かった資金を着服したなどとして業務上横領罪などに問われた同社元社長、マルク・カルプレス被告(32)は、11日の東京地裁(入江猛裁判長)の初公判で無罪を主張し、公判後に東京都内で記者会見した。カルプレス被告は顧客のビットコインが消失した問題について「ハッキングが原因で、取り戻したい」と説明した。

 マ社は2014年、「不正アクセスで(利用者や同社が保有する)約85万ビットコイン(当時のレートで約480億円)が消失した」と発表し、破産手続きに入っている。

 この「ビットコイン消失」について、緒方延泰弁護士は会見で「(起訴されている)事件とは全く関係ない」と説明。カルプレス被告は「(消失の)原因はハッキングだと解明され始めた。責任者として、債権者のためにビットコインを取り戻したい」と話した。

 この日の初公判で、検察側は「被告は(着服した金を)個人的な趣味で興味を抱いた事業への投資に充てた」と指摘。弁護側は「会社から払われていない報酬をもらっただけで、業務上横領罪は成立しない」などと反論した。【石山絵歩】

最終更新:7/11(火) 22:46
毎日新聞