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日本、乱獲防止へサンマ漁獲枠を提案=13日から国際会議

7/11(火) 19:18配信

時事通信

 日本政府は13日に札幌市で始まる北太平洋漁業委員会(NPFC)で、乱獲による資源枯渇が懸念されているサンマについて、国・地域ごとに漁獲量の上限を設けることを提案する。

 NPFCに参加する日本、中国、台湾、ロシアなど8カ国・地域全体で上限を年間56万トン程度とする漁獲枠を示す方針だ。サンマは台湾や中国の漁獲量が急増し、日本近海で不漁が続いている。

 日本がサンマで漁獲枠を提案するのは初めて。NPFCは15日まで行われ、サンマの資源管理が主要議題となる見通しだ。国・地域ごとの漁獲枠は、過去の水揚げ実績などに基づき設定する。日本政府は、漁獲枠について、日本が約24万トン、台湾が約19万トン、中国が約5万トンとする案を打診しているもようだ。

 北太平洋のサンマの2011~15年の年間平均漁獲量は46.1万トン。このうち、日本は18.2万トンを占め、台湾と首位を競っている。ただ、15年は日本が11.2万トンで、15.8万トンの台湾を下回った。中国は4.8万トンと12年の20倍以上に増えている。

 日本の提案は過去の漁獲実績がベースになるため、消費を急激に伸ばす中国などが難色を示すことが予想される。日本政府内では「提案通りに受け入れられるかどうかは不透明だ」(水産庁関係者)との指摘が出ている。 

最終更新:7/11(火) 19:25
時事通信