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野党、首相質疑の要求強める=「加計」、与党に出席促す声

7/11(火) 19:36配信

時事通信

 学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設計画をめぐり、野党は11日、安倍晋三首相出席での国会質疑を要求するなど攻勢を強めた。

 政府・自民党は慎重姿勢を崩していないが、各種世論調査で安倍内閣の支持率は軒並み下落しており、与党内からは首相自身の説明を促す声も出ている。

 自民、民進両党の国対委員長は11日、国会内で会談した。民進党の山井和則氏は「疑惑の主役である首相が出席し、速やかに予算委員会の集中審議を開いてほしい」と主張。臨時国会の早期召集と、萩生田光一官房副長官や和泉洋人首相補佐官らの証人喚問なども求めた。

 首相不在で行われた10日の閉会中審査では、野党側の参考人として出席した前川喜平前文部科学事務次官と政府側の主張はかみ合わなかった。ただ、野党は、前川氏が答弁で「どこの役所の誰に対し、何を言えばどう動くかよくご存じの方」と指摘した和泉氏を国会に招致し、前川氏との「直接対決」で、政府側を追い詰めることができると見る。

 民進党は11日の執行役員会で、引き続き与党に首相や和泉氏らの出席を求めていくことを確認した。山井氏は対決姿勢に疑念を抱かれないよう、18日からの与野党国対幹部による欧州視察に参加しない意向も固めた。

 一方、自民党は、竹下亘国対委員長が会談で山井氏に「閉会中審査の質疑は堂々巡りで、今やるべきか疑問に思っている」と伝えるなど、野党の要求に応じることには消極的だ。菅義偉官房長官も11日の記者会見で「繰り返しの主張、質問が多かったのではないか」と疑問を呈した。

 ただ、不支持が支持を上回るなど内閣支持率は続落傾向にある。野党の要求を拒めば、国民の一層の反発を招きかねない。首相は世論などの動向を見極め慎重に対応を検討する考えだが、公明党からは「国民の不安を払拭(ふっしょく)するには、首相自身が説明するしかない」(幹部)との声が上がっている。 

最終更新:7/11(火) 23:04
時事通信