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県産品輸入拡大要請へ 知事、8月マレーシアなど訪問

7/11(火) 10:06配信

福島民報

 内堀雅雄福島県知事は8月22日から26日までマレーシアとベトナムを訪れ、マレーシアでは福島県産のモモやコメの輸出拡大に向け現地の輸入会社に取引拡大を要請する。ベトナムでは観光や文化面での交流促進や国際チャーター便の増便を働き掛ける。10日の定例記者会見で発表した。
 東京電力福島第一原発事故前に県産品の主要輸出先だった香港や台湾では輸入規制が続いている一方で、マレーシアやタイ、シンガポール、インドネシアなどの東南アジア諸国では日本に対する関心度、好感度が高く、県産品の新たな輸出先となっている。
 このため、内堀知事は23日にマレーシアの首都クアラルンプールを訪れ、輸入会社に県産のモモとコメの取引拡大を求める。百貨店では店頭でトップセールスを行い、消費者に県産品の安全性と品質の高さを訴える。
 県によると、マレーシアへのモモの輸出は2013(平成25)年度から毎年続いており、2016年度は7.3トンを輸出した。コメは2015年度に12トンを輸出した実績がある。
 24、25の両日はベトナムに入る。首都ハノイでは、歴代知事で初めて、ベトナム政府を訪問し要人と会談する。県内の経済人らでつくる「ふくしま・ベトナム友好協会」などが長年にわたり紡いできた市民レベルでの友好の絆をさらに強めるため、観光や文化、経済面での交流促進に協力を求める。
 さらに、ベトナムと福島を行き来する機会を増やすため、国営のベトナム航空と民間のベトジェット航空に対し、福島空港と結ぶ国際チャーター便の増便を要請する。
 内堀知事は記者会見で「(東南アジア諸国との取引拡大の動きを)アジア全体への輸出につなげたい」と語った。さらに、欧州連合(EU)が県産米などの輸入規制を緩和する方針を示していることにも触れ、「いまだ輸入規制を続けている国や地域に良い形で波及することを期待している」と述べた。

福島民報社

最終更新:7/11(火) 10:55
福島民報