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女優・菊池亜希子の「好きよ、喫茶店」は御朱印感覚で楽しめそう/芸能ショナイ業務話

7/11(火) 15:00配信

サンケイスポーツ

 菊池亜希子は“知る人ぞ知る”的な魅力がある。モデル出身の彼女はスラリとした超美人で映画「わが母の記」など女優としても活躍する一方、ナチュラルで独自の視点がブレない親近感のある美意識で、文化系女子にコアな人気を誇っている。

 一見、近寄りがたいほどスタイルも容姿も完璧だが、好きなものを独自の視点で斬る感覚がおちゃめ。才能豊かな彼女が編集長を務める雑誌は10冊も刊行されたほどである。個性的だけど、落ち着きもあるファッション、かわいい雑貨に囲まれた部屋など彼女らしい衣食住はもちろん、菊池が飼っているフレンチブルドッグのわかめと猫のマロのお互い干渉しないけど、眠っているときは寄り添ってしまうかわいい“共存生活”などインスタの投稿から伝わってくるほっこり生活は、無理してなくて、とても癒やされる。

 そんな菊池が、自分が大好きな喫茶店を巡る著書「好きよ、喫茶店」を20日に発売する。モーニングサービスが文化ともいえる“名古屋圏”の岐阜で生まれ育った彼女は、幼いころから休日に両親と一緒に近所の喫茶店に出かけるのが好きで、それは大人になってからも変わらず、ライフスタイル誌「& Premium」で喫茶店エッセーを持つほどだ。

 自分で半日もかけてひとつの店を取材し、イラストも記事も書いて、モデルまで務めてしまう“オール自分プレゼンツ”で、それは一冊の本に成長した。

 同書では神田、吉祥寺などいろんな東京の町の喫茶店を20店舗紹介している。昭和を感じるレトロな渋い店、ちょっと妖しくて入りづらいけど、無性に行ってみたい店、建築美にあふれる店など写真も楽しめるが、マスターとのたわいのない話から思わず人生を感じてしまうような文章や、建築を勉強した菊池が描く店の間取りの緻密なイラストなど隅から隅まで存分に読めるエッセーだ。

 ここのマスターに会ってみたい、あそこの喫茶店で何時間もボーッとしてみたい…とモクモクと妄想がふくらむ本なので、載っている店を訪れるたび、大好きなシールなんかを張って御朱印感覚やスタンプリーのように“制覇”する喜びも感じられそうだ。

 文化系女子にはもちろん、昔ながらの喫茶店もたくさん紹介しているので、若者だけでなく、おじさんにも受け入れられる万能感もある。この一冊を持ってお散歩がてら目的の店に出かけてみたり、もしくは菊池的に町を歩きながら気になった店に気の向くまま入ってみたり、自分らしい喫茶店生活も見つかりそうだ。(記者のきもち)