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メイ英首相就任1年、求心力低下で野党に融和姿勢

7/11(火) 22:33配信

産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】首相就任から1年を迎えるメイ英首相は11日、ロンドン市内で演説し、総選挙で与党保守党が過半数割れして少数政権となったことを受け、労働党など野党に協力を求め「挙国一致」で欧州連合(EU)離脱などの難局に臨む方針を表明した。

 メイ氏は、11日で保守党党首に就任して1年、13日で首相となって1年を迎える。総選挙後初めて演説を行い、政府は一部の特権層のためでなくあらゆる労働者のために奉仕するとし、分断解消に取り組む姿勢を強調した。EU離脱交渉やEU法を英国内法に置き換える法整備の議会審議などで、野党に「政策批判ではなく前向きな貢献」を求めた。

 過半数割れした総選挙を受け、メイ氏は北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)から閣外協力を得て続投しているが、求心力が低下して政権は弱体化。世論調査では、労働党の支持率が46%と保守党の38%を上回っている。

 野党をはじめ保守党内からも、移民制限を優先する「強硬離脱」を目指す修正を求める声が高まっており、メイ氏は野党に融和姿勢を示し、難局打開を図る方針だ。

最終更新:7/11(火) 23:19
産経新聞