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新サンマ、札幌市場で驚きの7匹40万円!漁回復願いご祝儀相場

7/11(火) 18:00配信

みなと新聞

 全国の主要消費地市場で11日、今年の漁先陣を切った流網物サンマの初セリがあり、東京・築地、名古屋本場では最高値がキロ当たり2万円と前年並みか下回った他、札幌市場ではキロ40万円(税抜き)を付けた。昨年の過去最高値20万円を更新する驚きの価格に場内がどよめいた。大阪本場にも2年ぶりに初物が入荷した。

 流網漁は8日解禁。16隻が初漁に臨み、10日に釧路と根室に約300ケース(1~9キロ箱など不定貫)を上場。前年より操業隻数が多く水揚量もまとまったため、産地値は1尾140グラム上で1万4000~1万円と前年の半値程度に落ち着いていた。

 札幌市場での販売は丸水札幌中央水産が約200ケース(2キロ箱、約400キロ)、カネシメ高橋水産が約90ケース(同、約200キロ)。中心サイズは15~17尾入れ。最高値40万円は丸水札幌が上場した永宝冷蔵(根室市)の1キロ仕立て7尾入れ。1尾140グラム上で虫食いの少ない良品を仲卸の青池水産が落札、札幌市内の回転すし店「活一鮮」が仕入れた。佐藤いわお店長は「今年はお客さまに新物を提供したい思いが強かった」。

 丸水札幌の7尾入れは2番札も25万5000円と高値が続いたが、両卸の大相場は13~14尾で2万3900~3590円、15~16尾で1万3500~2399円など。魚のサイズによっては昨年より値ごろ感があった。

 丸水札幌中央水産の高田直幸専務はみなと新聞に、「近年はサンマをはじめ身近な魚が獲れず、産地価格が高騰。消費地相場はついていけない場面がある。また、アニサキス問題で鮮魚消費は盛り上がりを欠く。ご祝儀相場ではあるが、魚の価値を評価してもらえ、うれしい。今年は豊漁期待したい」と話していた。

最終更新:7/11(火) 18:20
みなと新聞