ここから本文です

「ななつ星」「ゆふいんの森」代替ルートで運行検討 豪雨で不通の久大線迂回

7/11(火) 12:15配信

qBiz 西日本新聞経済電子版

 JR九州が、九州豪雨による被災で一部区間が不通になっている久大線を走る豪華寝台列車「ななつ星in九州」と人気観光列車「ゆふいんの森」について、代替ルートでの運行を検討していることが10日分かった。由布院は訪日外国人にも人気の観光地で、夏の観光シーズンを控えていることから、定期運行のゆふいんの森については「なるべく早期の運行を目指す」(幹部)としている。

【地図】博多~由布院の代替ルートと従来ルート

 両列車とも、博多方面と由布院を結ぶ現行ルートは、距離の短い久大線経由。代替ルートは不通区間を迂回(うかい)するため、小倉を経て日豊線に入り、大分を通って由布院に入る。ゆふいんの森は当面、1日2往復の見通し。ななつ星in九州は現在メンテナンス期間で、8月の運行から代替ルートを走る予定。

 ゆふいんの森の博多-由布院の所要時間は、現在約2時間10分。代替ルートでは、3時間以上かかるとみられる。

 豪雨により久大線は、大分県日田市の花月川の鉄橋が流失するなどの被害が出て、うきは-日田が不通になっている。特急「ゆふ」も含め同区間を走行する列車は運休が続いており、復旧のめどは立っていない。10日から筑後吉井・うきは-日田は、バスによる代行輸送が始まった。

 2013年10月に運行を開始したななつ星in九州は、JRグループの豪華列車の火付け役となった人気列車。JR九州によると、ゆふいんの森の16年度の利用者数は約34万人、定員に対する乗客数の割合を指す乗車効率は約8割と好調を維持している。

西日本新聞社