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JFEスチール、福山に新高炉原料フェロコークスの中規模プラント。22年までに技術確立

7/11(火) 6:03配信

鉄鋼新聞

 JFEスチールは10日、二酸化炭素(CO2)排出削減効果の高い新型の高炉原料「フェロコークス」の製造・利用技術の実用化に向け、実用レベルの中規模製造設備を西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)に建設すると発表した。建設費は約150億円の予定。2017年度内に着工し19年度上期の完成を目指す。実際の高炉でフェロコークスを長期に連続使用する実証研究などを経て22年ごろまでに技術確立を目指す。

 フェロコークスは一般炭と低品位の鉄鉱石を混合成型・乾留してつくる。今回建設する中規模製造設備はフェロコークスの製造能力が日量300トンのパイロットプラント。建設費約150億円の半分は新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)が助成する。
 同技術は12年度まで4年間の官民共同研究開発プロジェクトの中でJFEが東日本製鉄所京浜地区(川崎市)に日量30トンのパイロットプラントを建設しており、実際の高炉にフェロコークスを装入する実験などを通じて基盤技術を確立済み。今回建設する中規模設備はこの10倍の規模で、実用レベルのパイロットプラントになる。
 JFEは22年ごろの技術確立に向け、実際の高炉でフェロコークスを長期に連続使用した際の高炉の還元材比や高炉操業の安定性に及ぼす影響を評価する計画。フェロコークスを実用化すれば製銑工程のエネルギー消費量を10%削減できるとみている。

最終更新:7/11(火) 6:03
鉄鋼新聞