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ドゥテルテ大統領vsイスラム国、どうなるIS最前線

7/11(火) 11:10配信

TOKYO FM+

中西哲生と高橋万里恵がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「クロノス」。
7月10日(火)の放送では夏休み中の中西に代わって、ジャーナリストの仲野博文さんがパーソナリティを担当し、IS(イスラム国)にまつわる気になる最新情報についてお届けしました。

米国を中心とする有志連合の支援を受け、イラク軍はISが拠点としていたモスルを奪還。また、シリアでも劣勢に立たされているISは、もはや壊滅寸前と目されていますが、ここにきて新たな展開を見せています。

仲野さん曰く、ISは何人かのリーダーのもと世界各地からネットを通じて自然発生的に生まれ、勢力を拡大してきた組織。そして、その主戦場となっていたのは、中東のシリアやイラクなどでした。しかし、最近では中東地域での活動が困難になり、ISメンバーが東南アジアやアフリカに渡っているという情報が仲野さんのもとに入っているそうです。

アフリカはまだしも東南アジアは日本からも近く、日系企業も数多く進出し、日本人観光客も多いなじみのある地域です。その中でもマレーシアやインドネシアはイスラム教徒が多い国ですが、今回ISメンバーが流れているのはフィリピン。
フィリピンは全体的にカトリックが多いものの、ルソン島に次ぐ同国で二番目に大きな島であるミンダナオ島は昔からイスラム教徒が非常に多く存在し、モロ・イスラム解放戦線というゲリラ組織などが政府軍と対立していた構図が昔からありました。そんなところにISの関係者が流れ、今ミンダナオ島は東南アジアにおけるISの活動拠点のひとつになりつつあるそうです。

なかでもマラウィというミンダナオ島の中でも大きな街は、すでにISの支配下に置かれていると言われ、同国のドゥテルテ大統領は現地に軍隊を投入。現在フィリピン国軍とISメンバーが参加する“マウテ”という組織の間で銃撃戦が続いていると仲野さんは言います。

「麻薬戦争同様、ドゥテルテ大統領は両方ともなんとか収束させると言っているんですけど、現状だとまったく読めない状況」と仲野さん。今後どうなるのか、予断を許さないフィリピンについて、「これから注目していただきたい場所だと思います」とまとめていました。

(TOKYO FM「クロノス」2017年7月10日放送より)

最終更新:7/11(火) 11:10
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