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農家男性 寿命8歳長く JA埼玉ひびきの組合員調査 早大研究グループ

7/11(火) 11:02配信

日本農業新聞

 農家の男性は、農家以外の男性と比べて寿命が8歳長いことが、早稲田大学の堀口健治名誉教授と弦間正彦教授の研究グループの調査で分かった。埼玉県本庄市のJA埼玉ひびきのの組合員らの調査で判明。今後は詳細な聞き取り調査や生活観察などを実施し、農業が健康長寿とどう関わっているのか、研究を進める。

 同市内で3月、アンケートを実施。JA組合員543世帯と、農業以外の300世帯から回答を得た。その結果、1989年以降に亡くなった農家男性の平均死亡年齢は81.5歳で、農家以外(73.3歳)より8.2歳長かった。

 一方、農家女性は84.1歳と、農家以外(82.5歳)より1.6歳長かったが、男性ほど差は見られなかった。仕事を引退してから亡くなるまでの期間は農家男性が7.4年、女性は11年で、農家以外(男性9.6年、女性19.3年)よりそれぞれ短かった。

 堀口名誉教授は「農業に従事することは健康な時期が長いことを示しているといえる。農家は健康長寿で大往生する“ピンピンコロリ”の傾向がみられる」と分析する。

 同グループは、大学と包括地域協定を結ぶ同市の協力で、75歳以上(2014年時点)の住民の医療費を10年から5年分調査。その結果、農家は医療費の支出額が農業以外の職種の人に比べ2、3割少ないことも突き止めている。

日本農業新聞

最終更新:7/11(火) 12:46
日本農業新聞