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【ブラジル】30年がかりで逮捕 麻薬密売の重要手配犯

7/11(火) 2:02配信

サンパウロ新聞

 連邦警察は3日、約30年にわたって追い続けてきたブラジルの最重要指名手配被疑者である麻薬密売人のルイス・カルロス・ダ・ロシャ容疑者、通称「カベサ・ブランカ」をマット・グロッソ州の人口約8万人の街、ソリーゾ市内で1日に逮捕し、現金454万ドルとコカイン約1・5トンのほか、車や書類、腕時計、パソコン、宝石などを押収したと発表した。

 発表によれば、ロシャ容疑者は麻薬を欧州や米国へ「輸出」するために、ブラジルの主要貿易港の一つであるサンパウロ州のサントス港を使っていた。

 押収された現金のうちの340万ドルはロシャ容疑者が使用していたサンパウロ州オザスコ市内の高級一戸建て住宅にあったカバンの中から、110万ドルはサンパウロ市内のマンションの一室から発見された。

 また、コカインは3カ所で発見、押収された。マット・グロッソ州内で押収された2台のトラックにはそれぞれ約650キログラムのコカインが積まれていた。残りは、密売組織が使用していたサンパウロ州コチア市内の倉庫で見つかった。

 今回の作戦では、連邦警察がロシャの右腕とみている男、ウィルソン・ロンカラチ容疑者もパラナ州ロンドリーナ市内で逮捕された。

 ロシャ容疑者はブラジルの連邦警察だけでなく、国際刑事警察機構(ICPO)にとっても南米で最も重要な手配犯だった。同容疑者は警察から身を隠すために顔の整形手術を受け、ニセの身分証を使用していた。

 連邦警察の推計では、ロシャ容疑者一味は1カ月に5トンのコカインをさばいていた。また、同容疑者が国際的な麻薬の売買によって手に入れた財は1億ドルに上るとみられている。

サンパウロ新聞

最終更新:7/11(火) 2:02
サンパウロ新聞