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会社をだまして無料でランチ? スティーブ・ジョブズの思い出話

7/11(火) 12:12配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

アップルの前iOS担当上級副社長スコット・フォーストール(Scott Forstall)は、スティーブ・ジョブズの親友でもあった。

【画像】スティーブ・ジョブズは会社のカフェテリアで、ランチをタダで食べていた。

ジョブズは、気難しい性格の持ち主として広く知られていた。しかし、同時に素晴らしいユーモアのセンスも持ち合わせていた。6月20日(現地時間)、カリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピューター歴史博物館で行われたトークセッションで、フォーストールが明かした。

グーグルのように、従業員に食事を無料で提供するIT企業が多いシリコンバレーで、アップルはコーヒーから食事まで、カフェテリアでお金を取ることで知られている。

フォーストールによると、アップルのカフェテリアでの食事代はおよそ8ドル(約900円)で、決して高いわけではなかった。しかし、大富豪のCEOスティーブ・ジョブズは、お金を払わなくて済む方法を知っていたという。

フォーストールは、その時のエピソードを以下のように語っている。

ランチはいつもスティーブと一緒にカフェテリアに行っていたけど、彼はいつも僕の分までランチ代を払おうとするんだ。

8ドルのランチを買うには十分な給料を払ってくれているだろ、と言っても全然聞いてくれない。僕が1人でカフェテリアの列の後ろの方に並んでいると、スティーブは先に自分のランチを確保していても、僕を待って払ってくれるんだ。

その後、スティーブが社内システムを変更して、カフェテリアでの支払いは社員証で済ませて、後で給料から天引きされるようになった。

だから僕は、「先に席に行って、座ってて。君がそんな風に列の横で待っていたら、調理時間が長いメニューを頼みにくいから」と言ったんだ。

すると彼は「ダメダメ。これでいいんだよ。僕の給料は年に1ドル。この社員証でランチを買うたびに、誰かが払ってくれるんだから」って言うんだ。

スティーブは会社を騙して、ランチをタダで食べる大富豪だったんだよ!

この笑い話は、トークセッションでフォーストールが初めて明かした、ジョブズ時代のアップルのエピソードやiPhoneの開発秘話のうちの1つ。

トークセッションの動画は、アップル信者なら一見の価値があるだろう。フォーストールのセッションは1:07:00あたりから、ランチのエピソードは1:56:00から始まる。

(敬称略)

[原文:How Steve Jobs scammed Apple for free lunch (AAPL)]

(翻訳:Satoru Sasozaki)

最終更新:7/11(火) 12:12
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