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青森・南部町特産のサクランボ、香港へ輸出テストで現地反応検証

7/11(火) 10:23配信

デーリー東北新聞社

 青森県南部町のNPO法人「青森なんぶの達者村」(沼畑俊吉代表)は10日、青森県とヤマト運輸が連携し、県産品を保冷したまま国内外にスピード輸送する「A!Premium(エープレミアム)」を活用し、町特産のサクランボを香港に試験的に発送した。輸出テストで品質の変化や流通ルートを検証し、今後の輸出の可能性を探る。

 サクランボは日持ちせず、輸出は難しいとされてきた。同法人は、エープレミアムの活用で流通体系を確立し、2020年に販売が始まる県のサクランボ新品種「ジュノハート」の輸出にも道筋を付けたい考え。

 輸出テストは、今年2月に香港で開かれた商談会がきっかけ。八戸市の貿易商社「ファーストインターナショナル」など3社を通じ、現地の卸売業者や飲食店など4カ所に届ける。

 この日は、同町赤石にある畑で、生産者の杉澤勝さんが早朝に収穫したサクランボの「紅秀峰」計6キロを同法人職員に手渡した。11日に青森市をトラックで出発、仙台市からは空輸で大阪府、沖縄県などを経由し、12日早朝に香港に着く。

 サクランボは通常の箱詰めと保冷剤入りの発泡スチロールの2種類で送り、違いも確かめる。

 沼畑代表は「南部町の果物を売り込み、若手生産者を支援する好機。現地の消費者に喜んでもらえるかどうか、まずは送って検証したい」とする。杉澤さんは「日本のサクランボを食べたことのない人においしさを伝えたい。今後につながれば」と期待を込めた。

デーリー東北新聞社