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コントで磨いた自然体を 邑楽出身のロバート・山本博さん 群馬舞台の2映画出演

7/11(火) 6:03配信

上毛新聞

 お笑い芸人の山本博さん(邑楽町出身)が、俳優として群馬県が舞台の映画「耳かきランデブー」と「劇場版 お前はまだグンマを知らない」の2作に出演した。お笑いトリオ「ロバート」のコントで磨いた自然体の演技が評価された。山本さんは「群馬を知ってほしいという気持ちを込めた」と熱演を振り返った。

◎「素のほうがおもしろいみたい」

 前橋市が舞台の短編映画「耳かきランデブー」には、主演の春風亭ぴっかり☆さんの恋人役で出演した。素に近い謙虚なキャラクターで、監督のふくだみゆきさん(同市出身)から「演技がとにかく自然。個性がないのが、逆に役者として魅力的」と絶賛された。

 「ロバートのコントでは、秋山(竜次)という強烈なキャラを生かすため、自然と個性を消すようになった。自分は素の方がおもしろいみたい。演技だと役がある分、キャラが少しだけ濃くなれる」

 ロバートの秋山さんと馬場裕之さんは共に福岡・北九市州出身で、3人で同市の観光大使を務める。山本さんは邑楽町観光大使でもあるが、福岡関係の営業や仕事が多く「もっと群馬に関わる仕事がしたい」と思っていた。

 郷土愛が強い山本さんにとって、“強すぎるグンマ愛”を描いた「劇場版 お前は―」への出演は願ってもないオファーだった。撮影中は、県外出身の監督や出演者に「群馬あるある」の演じ方についてアドバイスすることも。「空っ風がいかに強烈か。目も開けられないし、自転車はこげないし。みんな笑っていたけど、本当だぞって」

 転校生の主人公が「起立、注目、礼」の号令に戸惑うシーンもその一つ。群馬県以外は「起立、礼」のため、他県出身者は注目の意味が分からない。山本さんは「注目の時は先生を見るから、席によって体の角度が変わる」と指摘、シーン作りに生かされた。

 群馬が舞台の2作に関わり「全国に群馬を意識させたい」との思いが強くなった。「群馬県民は謙虚ですぐに『田舎だし』と謙遜する。みんな群馬の良さを知らないだけ。都会の水の源流は群馬にあり、自分は群馬の温泉やそば、歴史が大好き。発信できる立場を生かし、群馬っていいとこだぞと伝えたい」

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最終更新:7/11(火) 6:03
上毛新聞