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鉛蓄電池開発で国際賞 古河電池・いわき事業所古川氏

7/11(火) 11:18配信

福島民友新聞

 いわき市の古河電池いわき事業所に勤務する同社シニア・フェロー、技術開発本部UB(ウルトラバッテリー)事業統括部長の古川淳氏(60)が、鉛蓄電池の技術開発などで功績のあった研究者や技術者、団体をたたえるブルガリア科学アカデミーの「ガストン・プランテ・メダル」を受賞した。古川氏は「研究を続けさせてくれた会社や家族に感謝したい」と喜びを語った。

 3年に1度、ブルガリアで開催される国際鉛蓄電池会議(LABAT)に合わせて10日までに、受賞者が発表された。1989年の創設以来、受賞したのは18個人1団体で、日本人は古川氏を含め2人という。

 古川氏は横浜市出身。青学大理工学部卒業後の80年に古河電池に入社。同社の研究開発拠点があるいわき事業所に移り、効率的なエネルギーの充放電を実現したUBなどバッテリー関連の研究を進めている。

 同社が製造するUBは、急速充電が可能で劣化しにくい蓄電器「キャパシタ」を従来の鉛バッテリーに組み込むことで、充電回復の高速化、長寿命化が図られているという。古川氏はUBの品質を向上させ、量産化も成功させた。UBは、アイドリングストップ車用として市販の乗用車などに採用されている。

福島民友新聞

最終更新:7/11(火) 11:18
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