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福山駅前のレンタサイクル利用過去最多 16年度1.1万台 案内看板で周知

7/11(火) 21:10配信

山陽新聞デジタル

 広島県福山市がJR福山駅前に設けている「福山駅南有料自転車駐車場」で貸し出しを行っているレンタサイクルの利用台数が2016年度は1万1809台となり、過去最多を更新したことが市のまとめで分かった。1日平均稼働率も100%を超えており、市は「案内看板で存在を周知していることが利用増加につながっている」と分析している。

 レンタサイクルは駐輪場の整備に合わせて市が2006年7月から開始。前かご付きの「ママチャリ」タイプ32台(一部は3段変速)を1回150円で貸し出している。09年度に年間利用が1万台を突破して以降は13年度まで減少傾向にあったが、14年度から増加に転じ、16年度まで3年連続で増えている。

 市は利用増加策として、15年5月に駐輪場の出入り口に案内看板を設置した。16年度の月別利用は8月の1157台が最も多く、3月1117台、10月1094台と続く。1日当たりの稼働は32・4台で、全ての自転車が1日1回は使われた計算だ。

 駐輪場を管理するベッセルテクノサービス(南本庄)によると、土、日曜は外国人技能実習生らの利用が多く、32台が全てなくなることもあるという。市が16年8月~17年2月、利用者136人に行ったアンケートでは、市民が31%、観光客ら市外の人が69%だった。

 福山は中心部などで平たんな地形が広がり、自転車利用に適している。気象庁の統計を基に市が独自に調べたところ、市内の年間日照時間は16年までの10年平均で2050時間と、「晴れの国」で知られる岡山市の2044時間を上回った。雨の少なさもプラスに働く。

 福山市は今後、駅周辺の観光地や自転車通行ゾーンなどを載せた「自転車マップ」を配るなどしてレンタサイクルの認知度アップに取り組む。市都市交通課は「自転車の更新時期に合わせて台数を増やすとともに、車種の多様化も検討したい」としている。