ここから本文です

中国女子が圧勝、日本勢は男女ともベスト8が最高【オーストラリアOP】

7/11(火) 17:37配信

テレビ東京スポーツ

 ゴールドコーストで開かれていたITTFワールドツアー・オーストラリアオープンは7日、全日程を終了した。活躍が期待された日本勢は女子シングルスで石川佳純(全農)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)、伊藤美誠(スターツSC)、佐藤瞳(ミキハウス)らが軒並み中国勢と当たり敗退。

平野が石川を抜き日本人最高位!卓球・女子 最新世界ランキング発表

 今回、中国勢が欠場した男子も水谷隼、松平健太、大島祐哉(ともに木下グループ)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)がシングルス準々決勝で姿を消し、先月27日に14歳になったばかりの張本智和(JOCエリートアカデミー)は韓国のリムジョンフンに初戦ストレート負けという結果に終わった。中国のいない男子には優勝のチャンスもあっただけに残念と言わざるをえない。なお、今大会の主な結果は次の通り。

<男子シングルス>
優勝:サムソノフ(ベラルーシ)
準優勝:ゴジ(フランス)
3位:チョスンミン(韓国)、ドリンクホール(英国)

<女子シングルス>
優勝:陳夢(中国)
準優勝:王曼イク(中国)
3位:朱雨玲(中国)、顧玉ティン(中国)

<男子ダブルス>
優勝:チャンウジン/パクガンヒョン(韓国)
準優勝:楊子儀/江宏傑(台湾)
3位:上田仁(協和発酵キリン)/吉村真晴、ガオ・ニン/パン・シュエジエ(シンガポール)

<女子ダブルス>
優勝:陳夢/朱雨玲(中国)
準優勝:陳幸同/王曼イク(中国)
3位:早田ひな(希望が丘高校)/伊藤美誠、ムカルジー/サハスラブジャ(インド)

依然として立ちはだかる中国の壁

 連戦で迎えたオーストラリアオープンは前回大会の中国オープン(6月20~25日・成都)に続き、中国女子が圧勝した。5日に発表された最新の世界ランクで5位から4位に浮上した陳夢が単複制覇したのをはじめ、時期エースの呼び声高い18歳の王曼イクが単複で準優勝を収めた。一方、日本勢はその中国に初戦で軒並み敗れ、世界王者の厚い壁をあらためて痛感することとなった。

 まず王曼イクとダブルスを組む陳幸同と対戦した石川佳純(全農)は、第2ゲームこそ1-7と大量リードされてから10連続ポイントを奪う怒とうの攻めを見せたが、ラリーになった時の最後の1球を決めきれない場面が多く、ゲームカウント1-4で敗れ、続く伊藤美誠(スターツSC)も初顔合わせとなった張薔から、やはり1ゲームしか奪えずに敗れている。

 さらに大会期間中、世界ランク7位から自己最高位の5位にランクアップした平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)も、今年2月のカタールオープン初戦で敗れた相手、顧玉ティンに対し、序盤はゲームカウント2-1でリードするも、そこから3ゲームを連取され逆転勝利を許した。今年4月、平野に惨敗したアジア選手権後、平野攻略に力を入れた中国はどの選手を見ても、平野の武器である打点の早い両ハンドドライブやロングサーブを封じる戦術を使ってきている。それに対し、世界卓球2017ドイツ(5月29日~6月5日・デュッセルドルフ)以降、連戦続きの平野は中国人対策のための時間が取れず、対処しきれていないことも敗因にあるのだろう。オーストラリアオープンが終わり、今年のワールドツアーも上半期が終了。夏の間の強化練習を経て、また一回り強くなることに期待したい。

 加えて女子では今回、世界ランク53位の芝田沙季(ミキハウス)がシングルス初戦で、世界ランク6位で五輪メダリストのフォンティエンウェイ(シンガポール)を下す大金星を挙げている。8月に20歳になる芝田はU21シングルスも優勝。中国には及ばずとも、日本の選手層の厚さを印象づけたと言えるだろう。

(文=高樹ミナ)

テレビ東京