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メキシコ刑務所暴動、受刑者28人が死亡

7/11(火) 14:28配信

ロイター

 メキシコ太平洋岸のリゾート地ゲレーロ州のアカプルコにある刑務所で7月6日、暴動が発生し、受刑者28人が死亡した。メキシコでは昨年も49人が死亡するという刑務所暴動が発生した。ゲレーロ州最大の都市アカプルコは、無法都市であり麻薬生産の中心地でもある。
 当局によれば、警備が最も厳重な棟で起こった対立グループ同士のケンカが直接の原因で、28人が死亡したほかに、3人が負傷した。遺体は調理場や運動場、家族との面会所などで見つかり、4人は首が切り落とされていたという。刑務所内で銃声が聞こえたという報道があったが、被害者の傷はいずれも所内で作られたとみられる手製の鋭利な刃物によるものだった。
 刑務所は過密状態で、1624人収容のところに男性受刑者1951人と女性受刑者110人が収監されていた。 
 メキシコでは近年凶悪犯罪が多発しており、今年の1月から5月までの殺人事件は昨年より3割増えており、5月ひと月の殺人件数は過去最高だったという。今年1月に麻薬王ホアキン・グスマンが米国に移送された後の真空地帯を巡って、麻薬密売グループが抗争を繰り広げていた。

(メキシコ、アカプルコ、7月6日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

最終更新:7/11(火) 14:28
ロイター