ここから本文です

「年収は普通のOLさんよりは多少良いくらい」「数ではなく偏在が問題」「関心が高まったのは良いこと」加計学園問題に揺れる獣医師たちの思い

7/11(火) 14:22配信

AbemaTIMES

 10日、国会では加計学園の獣医学部新設問題をめぐって閉会中審査が行われ、文部科学省の前川喜平・前事務次官が参考人として出席した。前川氏が「行政が歪められた」とする意志決定プロセスの問題点や内部文書について証言する一方で、政府側は「適正だった」と主張。両者の食い違いが改めて浮き彫りになる結果となった。

 午後の参議院では、前川氏同様、元文科官僚でもある加戸守行・前愛媛県知事が発言した。同県の今治市に加計学園獣医学部の誘致を進めてきた加戸氏は、15回にわたって特区申請をするも認められることがなかった経験を踏まえ、「私からすると10年間我慢させられてきた岩盤に国家戦略特区がドリルで穴を空けていただいたということで、歪められた行政が正されたというのが正しい発言ではないかと思います」と主張した。

 その上で加戸氏は「今治で計画している獣医学部は72人の教授陣でライフサイエンスも感染症対策もやります。そういう意欲を持って取り組もうとしているのに、“いびりばあさん“じゃありませんが、薬学部はどんどん作っていいけど、獣医学部はダメだって、この国際化の時代に、欧米に遅れてはいけない時代にありえるんだろうかという思いで参りました。屁理屈はいいんです。日本国民にとって、時代の潮流の中でどこが何を求めているのか、それに対応するにはどうすればいいのかを考えることであって、本質が議論されないままでこんな形で獣医学部がおもちゃになっていることに、甚だ残念に思います」と苦言を呈した。

 獣医師は本当に足りているのだろうか。また、加計学園での獣医学部新設は妥当だったのだろうか。10日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、獣医にまつわる問題をより詳しく知るため、元衆議院議員で日本獣医師会顧問の北村直人氏、東京大学名誉教授の唐木英明氏、そしてロックバンドを通じて労働環境改善を訴え「日本一美しい獣医」として話題を呼んでいるDr.kana氏の獣医師3人に話を聞いた。

1/5ページ

最終更新:7/11(火) 14:22
AbemaTIMES