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「なんで?」「どうして?」が多くなる4歳児のしつけのポイント

7/11(火) 17:07配信

ベネッセ 教育情報サイト

「なんで?」「どうして?」「いや!」ばかりで動きがストップ、行動のパターンが読めない。幼稚園や保育園の支度や食事にも時間がかかりすぎるようになってしまった…そんなふうに困っている4歳児のママも多いと思います。「魔の2歳児」に似ていますが、4歳前後のお子さまの場合、もう少し違うステップに立っていると考えましょう。自己主張の激しい4歳ごろのしつけについてご説明します。

自分でできることが増える4歳児。できないことにはイライラ

自分でできることがぐっと増える4歳児。個人差はありますが、衣類や靴の脱着や箸を使っての食事、トイレなど、親の手を借りなくてもできる子どもが増え、子ども自身もそのことに自信をもっています。できるようになったことでたくさんほめられたからです。

できること、わかることが増えたと同時に、自分にはわからないこと、できないことへの疑問もわいてきます。他にやりたいことがあるのに、どうして言われたようにやらなくてはいけないのか。周りの大人にはできているのになぜ自分ができないのか。これらははっきりとした文章となって子どもの頭に浮かぶわけではありません。すべて「なんとなく」。子どももなぜ自分がもやもや、イライラしているのかわからないのです。

適当にしないこと、待つこと、気持ちは一緒に取り組むこと

保護者ができることは、基本的には「自分でやりたいことはやらせてみる」、そして「じっくり待つ」ということ。「なんで?」などの質問に対してもそうですが、適当に「やらなくてもいいよ」「それでいいよ」「わからなくてだいじょうぶ」とごまかすと、子どものイライラは増します。誰だって自分が真剣に向き合っている事実をどうでもいいようにごまかされれば、怒りの気持ちがわいて当然のこと。手出しや口出しはできるだけせず、それでも「親子で一緒になって取り組む」という気持ちが大切です。「勝手にしなさい!」は出てしまいがちな言葉ですが、できれば心の中だけにしましょう。

必要なのはそれだけのことができる時間です。大人のイライラの原因の多くは「時間がかかりすぎる」「決まった時間に間に合わなくなる」ということ。別に遅れてもいい、時間がかかってもいい、という状態でないのなら、先回りして保護者ができることは終わらせておきましょう。それだけでも心に余裕を持つことができます。「一通り全部できるようになってほしい」と考えるのは理解できますが、まだ早すぎるかもしれません。子どもには目の前の課題を徐々に自分の力だけでクリアしていってもらうことを考えるのです。

たとえば、着替えひとつとっても段階的にできることを増やすことができます。子どもがまだ着替えを始める前に、着替えやすいように服や園服を並べておく。ボタンははずしておく。ハンカチやティッシュもポケットに入れておきます。本来であれば「服をたんすから持ってくる」というところからはじめるべきかもしれませんが、現時点ではまだそこまで入らなくてもいいと考えましょう。

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