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「時差Biz」で満員電車がなくなる? 朝食無料など協力する企業も

7/11(火) 13:29配信

ホウドウキョク

ラッシュ時には乗車率100%を軽く超える東京の満員電車。これは長らく解決されない問題だ。

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小池都知事の都知事選での公約には“満員電車の解消”が掲げられていた。これに、希望をもって投票した人もいるかもしれない。

小池氏が環境大臣時代に手がけたクールビズにちなんで名づけられた時差出勤「時差Biz(時差ビズ)」の取り組みがスタートした。これで東京の満員電車は解決できるのか?

「時差Biz」で時差出勤をすると特典も付与される

きょう11日朝から始まった「時差Biz」。朝の通勤ラッシュの混雑緩和を目指す取り組みで、今月25日まで行われる。

首都圏の鉄道会社は、早朝に臨時列車を運行したり、朝の混雑状況をホームページなどで見られるようにするほか、時差通勤をした人に特典を付与するなどして、通勤ラッシュの緩和に取り組む。参加する企業や団体はおよそ260にのぼる。初日のきょうは、都営大江戸線の新宿西口駅で早朝に出勤した人に対して飲み物を配るイベントなどが行なわれた。

小池都知事はけさから取り組み状況を視察したほか、電車で職場に行かず、別の場所で仕事ができる「シェアオフィス」を訪れ、利用者と意見交換をした。

小池都知事は「クールビズも『地球温暖化対策』という大義と、『みなさんが楽だ』という共感が伴って定着をした。今回の時差Bizも、大義とすれば『生産性を上げる』ということもあるが、一方で『働きやすさ』という共感が広がれば定着していくのではないかと思う」と話した。快適な通勤環境を確保することで、働く人の意欲を高めると主張。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでの混雑緩和も目指したい考えだ。

企業も時差Bizに対応した取り組みをスタート

企業でも時差Bizに賛同する社が活動を本格化。大手化粧品メーカーの資生堂では、東京都に先駆けて今月3日から約3か月間、時差Bizに対応した取り組みを行うとしていて、午前7時45分までに出社した社員に、パンやスープなどの朝食を無料で提供している。

社員は「確かに朝は早いけど、早く来てご飯も食べれて電車も混まずに来れて一石二鳥だなと思った」や「早起きはちょっとしんどいというのはあるけど、これを習慣化すれば楽になると思う」などと話していた。

資生堂ではこのほかにも、営業などの社員に対して会社のデスク以外で業務を行うテレワークや在宅勤務を導入し、社員に時差通勤を促している。

また、サントリーが「会議やメールを遮断し、集中して業務を遂行する時間(集中タイム)を創出」、ファイザーが「在宅勤務とフレックスタイムを活用し、7:30~10:00迄に出社、16:00以降は退社可とする」など、それぞれの取り組みを始めている。

最終更新:7/11(火) 13:29
ホウドウキョク