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水が不足 陸稲試験栽培 富山のNGO ネパールへ新たな支援

7/11(火) 21:32配信

北日本新聞

 富山市に事務局を置くNGOネパールカルナリ協力会(田中龍郎代表)は6月、農業支援を続けているネパールの村を再訪し、新たに陸稲の試験栽培をスタートさせた。ネパール大地震の被災地も訪れ、ヤギを寄付した二つの村で支援の輪が順調に広がっていることを確認した。

 清沢洋事務局長(68)=富山市婦中町上井沢=ら2人がカルナリ地方のティルク村を訪問し、朝日町の農学者、折谷隆志さんが開発した陸稲の種もみを届けた。3年前から現地の青年農業者の水稲栽培を支援していたが、水田に引く山の水が減ってきたことから、青年が陸稲の栽培を希望した。青年8人で4畳分ほどの畑に畝を作り、じかまきした。

 ヤギは一昨年にピッポルタール村、昨年はクンプールバンジャン村で計61世帯に1頭ずつ寄付。今回の訪問では通訳のクリシナ・カティワダさんの協力で、両村の計51人から聞き取り調査をした。生まれた子ヤギは、ヤギをもらっていない世帯に寄付する約束を守っていることを確認。ヤギを売った代金は、子どもの学費に充てたいと考えている人が多いことも分かった。

 清沢事務局長はヤギを通じた支援の広がりを確認し、ほっとした様子。陸稲の試験栽培については「ネパールの人にとって米は主食。何とか成功させたい」と話していた。

北日本新聞社

最終更新:7/11(火) 21:32
北日本新聞